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南方熊楠が暮らした田辺市で見つけた。みかん農家の道具たち
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南方熊楠が暮らした田辺市で見つけた。みかん農家の道具たち

2013-07-10 13:00
    北海道、静岡、和歌山と、飛行機と新幹線で移動しながらあちらこちらを旅する1週間を過ごしていました。そのなかでも、和歌山への訪問は2回目。前回は、白浜にある「アドベンチャーワールド」でパンダたちの取材。

    そして、今回は白浜町に隣接する田辺市「田辺商工会議所」からのお招きで、旅、お菓子、田辺の魅力などを語るおはなし会に参加してきました。

    和歌山県中部に位置し世界遺産「熊野古道」を有し、近畿で最大面積の田辺市。日本3美人の湯のひとつ・龍神温泉、日本最古の湯としれ知られる湯の峰温泉、冬でも川遊びができる川湯温泉と体を癒す温泉が豊富。博物学者・生物学者の南方熊楠が暮らしながら研究活動をおこなった地で、海・山ともに自然も豊か。そして名産の梅とみかんは全国有数の生産量を誇り、味もぴかいち。

    そんな田辺市でおこなわれている「ゴロゴロみかんスウィーツプロジェクト」の一貫として、「乙女たち??の紀伊ろ田辺おはなし会」(PDF)というイベントが開催されることになったのです。

    2日間の田辺市訪問。1日目は、商工会議所の職員さんと、「ゴロゴロみかんスウィーツプロジェクト」で町歩きマップを手がけたイラストレーター・大神慶子さんの案内で、田辺市中心部の町歩き。

    「デラックスケーキ」というお菓子が有名な「鈴屋」や、大正時代の建物を改装した「ララ・ロカレ」、地元の菓子店、パン屋、スーパー、産地直売所などめぐり、田辺の食や文化に触れる時間を。

    ひと昔前には遊郭や料亭がひしめき賑わった通りや、漁師さんが生活を送る港町と、趣をたたえた風景もそこかしこに。狭い路地に200軒以上の飲食店がひしめく「味光路」も昭和の時代を思わせる懐かしい夜の風景が残されていました。

    2日目。おはなし会の会場となったのは、「秋津野ガルテン」という、昭和28年に建てられた木造の旧小学校。廃校後、宿泊しながら農作業を体験できる施設に生まれ変わり、イベントスタッフにもこの小学校出身者が何人かいました。

    旧小学校を再利用し、畑、体験教室、宿泊施設が一体となった「秋津野ガルテン」。
    ドイツの滞在型農園を参考にしているそう。

    おはなし会は、地元の方だけでなく、岡山や大阪からわざわざ足を運んでくださった方もいて、大成功。1日、田辺市を歩いて感じた町の魅力や、日常の中でのお菓子の楽しみを、お客さまを交えて語り合うことができました。

    木造校舎を活かした「秋津野ガルテン」の様子。
    こちらは廊下で、今にも小学生が教室から飛び出してきそうな雰囲気。

    旧小学校の元教室が、「みかん資料館」として公開されていたのですが、愛らしいみかんの品種名とともに気になったのがみかん採取の道具類。

    教室のひとつを「みかん資料館」に。
    みかんの歴史や品種がパネル展示されている横に置かれていた、農作業道具。
    みかん箱は、本棚にも活用できそう。

    何気なく展示されていた、みかん箱や収穫カゴ。我が家でもおそらく、農作業などに使われていたであろう木箱を横向きにおいて本棚として使用しているのですが、みかん箱も日常生活にいろいろ活用できそう。

    みかんを収穫する際、木の枝にひっかけて使うカゴ。
    農家ではない一般家庭でも、買ってきた野菜を入れておくカゴとして使用できそう。

    ざるの上に本物のみかんが。友だちを呼んでのごはん会で、
    おにぎりをずらりと並べたらどうだろうと、想像しました。

    カゴやざるも台所にあったら野菜をいれたり料理をもったり便利だなあと思いながら眺めました。次回の田辺訪問の際にはぜひ、みかん農家さんを訪ね、農作業の現場や、道具類、普段の仕事や暮らしを見せていただければと思っています。

    我が家の書庫。みかん用の箱ではないけれど、木箱を横にして本棚として活用。

    [ゴロゴロみかんスウィーツマップ(PDF)]

    (甲斐みのり)

    RSSブログ情報:http://www.mylohas.net/2013/07/031245post_2150.html
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