こんにちは。マリアージュカウンセラーの斎藤芳乃です。
恋愛しても、うまくいかない......。いつも、同じパターンで失敗してしまう、そんなとき確認すべき大切なポイントがあります。それは「私は愛情に対してどんなクセを持っているのかな? 」ということです。
というのも、私たちは「誰かを愛している」とき、「自分がどんな愛情表現をするのか」「彼にどんな愛情表現をしてもらいたいのか?」を、知らず知らずのうちに、自分と両親の関係性を、基準にしてしまうことが、よくあるのです。
親子関係での「心の飢え」が恋愛に影響する子供時代に親子関係でつらいことが多かった人は、パートナーに対して健全で対等な愛情を示そうとしても、「親にしてもらえなかったから、それをパートナーにしてほしい」と無意識に望んでいます。
そんな場合、もし彼が、パートナーであるあなたに対して、対等な関係を望んでいて、健全な結婚願望のある人だったとしても、親の代わりになれないので、うまくいかなくなる......ということが起きたりもします。
例えば、「自分が苦しいということを両親に分かってもらいたい」という欲求を強く持っていたある女性は、関わる男性に対しても、過去の苦しかった経験や、マイナスのことを話して気をひこうとするクセがありました。
そのため、元彼や知り合った男性から見ると、「重い話ばかりされて、楽しくない」と思われてしまっていました。
また、両親から愛をもらえなかったため、認めてもらいたいという欲求を強く持っていたある女性は、相手を認めることよりも、「私を見て欲しい」「私を評価して欲しい」という気持ちが強く、元彼からは押しつけがましい女性だと思われてしまっていました。
このように、両親との間での愛情の欠乏感や、独特のクセを持っていると、そのまま「今の自分の愛情表現」に無意識に影響を受けることがあります。そして、それが愛し愛されるという、対等な恋愛を創るときの弊害になってしまうんですね。
逆に、「親が●●だから、私はそうならない! 」と反面教師にしてしまっているときも要注意です。
例えば、「親が私を見てくれなかったから、私は一人でも生きられるようになる!」と、反抗していることで、自分が本当に求めていることとは違う人生を歩んでしまうこともあります。
これらの「愛情に対するクセ」を、改善するためには、あなたと両親の愛の形を見直し、修正していくことが大切です。
愛情のパターンを変えるには、まず自分を癒してあげるそして、そのためにはまず、親からしてもらえなかったことなどを今の恋愛に持ち越さないで、自分自身を癒すことを心がけてみましょう。
例えば、親から評価されなかったと、と感じている人は、男性にそれを求めるのではなく、自分自身で自分を評価し、自分を満足させてあげる。親が自分を見てくれなかったと思っている人は、自分で自分の想いや気持ちに敏感になり、自分という存在を優しく扱ってあげる。
親からもらえずに枯渇していた気持ちは、このように、自分を癒すことで次第に減っていき、愛情のパターンも変わっていきます。
あなたは「あなたの愛」を作ることができる!充分に自分を癒すことができたら、次は、あなた自身が求める愛情を認識しながら、愛を作りあげていきましょう。
例えば、本当は親に話を聞いてもらいたかった......という気持ちがあるのであれば、今度は、あなたが「人の話を聞いてあげる」という愛情表現をしてあげます。親に求めてもらいたかったという人は、自分が積極的に人と関わり、人を認めるという愛情表現をしてあげます。
たとえ、子供時代に満足に愛を与えてもらえなかったとしても、あなたは、もうすでに、本能的に「どんなことが愛されることなのか」「愛とはどういうものなのか」を知っています。なので、それを、他の人に示してあげるだけでいいんですね。
あなたが愛であるとき、あなたの周囲の人もまた、温かい愛をあなたに示してくれるようになります。そして、両親がどんな人間であっても、あなたに、どんな愛を教えたかも全く関係なく、あなたは「あなたの愛」を作ることができます。
求める愛を明確にし、両親から精神的に自立したうえで、あなたが築きたい愛ある関係を作ってあげてくださいね。
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(斎藤芳乃)
No,17の納豆からしさんの意見に同意。
自分で自分を見つめて、さらに自分の嫌なとこがたくさん見えて
自分を嫌いになっておわり。
なるほど、離婚寸前のうちの親が負の恋愛の元凶か((
自分の嫌いな所ばっかり見えてさらに嫌いになっておわり。だったけどそれには続きがある。
その嫌いな部分を自分で許してあげる事が大事だと思うんだ。
前は自分の嫌いな部分が吐き気するほど嫌だったけど、そんな自分を認めてあげる。「かわいいなぁ」って思うように
してる。
たとえば嫉妬してる人、自身からすればそんな自分が嫌いで堪らないだろうけど、はたから見ればかわいいなぁって思ってたりする、それと同じ環境(?)を自分の中につくる。自分を嫌いな自分がいるなら、かわいいなぁと受け止めれくれる人を自身の中に作るんだ。それは最初苦しくもあるけどだんだんとそんな自分を許してあげれるようになる。本当に少しずつだけどね。そしたら楽になってくるよ。みんなで笑顔になりたいなぁ。
幼少期の子供をかまってあげればいいだけなのに、なんでそれができないかね日本人の親は。
>>27
意見飛んでて嬉しいです。
まさにおっしゃる通りです。
ただ、それをできれば苦労しないのです……。
それって、自分を俯瞰的に見ているということです。
自分を俯瞰的に観測できるようになれば、成長している、成熟していると言えますが、
その成長も、何かの要因がなければできない。
それが恋だったりとかもするのですが……
でもその恋をするのに、成長しておく必要があると言われたら、
無限ループになります。
……という気持ちでコメント書いてました。
以上、長文失礼しました。
概ね同意しますが皆さんが言ってる通り
自分で自分を癒すってかなり難題ですね。
過干渉、過保護な親から束縛され続けて育った子供だとどうなるんだろう・・・。
自殺した人というのは自分を正しく見た人達なんじゃないかな、と私は思う。誰だって自分を正しく見る事は、一人の時間がそこそこあれば出来るようにも思う。
だからこそポジティブに自分や世界を見ているべきだと思うけど、ポジティブにしてしまったらそれは現実的では無いかもしれない。
だったらいっそ現実的では無くてもいいんだと考えて、マンガやアニメでも見て自分を癒すというのもアリかなあっておもった。
理解はできるが、実行するとなると難しいなー
でもさ客観的に見て、男女の恋愛が破綻する原因は男側にある事が多い
浮気・暴力・浪費・暴言・無関心・犯罪癖etc.
「自分が悪いから」と女性はすぐに自省するけど
『男の浮気は彼女に原因が!』とか、もうアホかと
良い両親に育てられた素敵な子でも、カスみたいな男を選んでしまう人はよくいる
>>22
それはテンプレートな意見だな。
原因を理解することと、他人のせいにすることはまったく別のことだぞ?