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1300年の歴史で初めて! 伊勢神宮の式年遷宮に「フラ」を奉納
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1300年の歴史で初めて! 伊勢神宮の式年遷宮に「フラ」を奉納

2013-09-18 12:30
    「フラ」といえば、華やかな衣装で踊るダンスというイメージが強いようですが、フラには「アウアナ(モダン・フラ)」と「カヒコ(古典フラ)」の2種類があります。 自然への信仰を体で表現したのが「フラ」

    日本で一般的なのは、ショー的要素の強いアウアナで、フラ本来の神聖な姿を伝えているのはカヒコといえます。「フラ」とは本来、神に捧げる儀式のひとつでした。ハワイには自然崇拝の伝統があり、オリ(祝詞)やメレ(詩)によって自然を讃え、詩の内容を体の動きで表現します。もともとハワイの人々にとってフラはトータルな信仰表現だったのです。

     

    カヒコ

    式年遷宮で、海外から初参加するフラ

    そのハワイのフラが、伊勢神宮の式年遷宮で奉納されることになりました。20年に1度の式年遷宮は、神道で最も重要な儀式のひとつ。全国各地からお祝いとしてあらゆる団体が駆けつけるのですが、海外の団体が参加するのは1300年の歴史で初めてのことです。

    フラの初奉納を行うのは、フラの最高峰と言われるハワイ島ヒロのハラウ(フラスクール)「ハラウ・オ・ケクヒ」。ハラウ・オ・ケクヒは2008年に日本でツアーを行った際、鎌倉の鶴岡八幡宮にフラを奉納しました。このフラを見た吉田茂穂宮司が、フラの中に神道との深い共通性を感じて感銘を受け、文化交流に発展しました。そして、2010年にハラウ・オ・ケクヒは伊勢神宮を参拝しており、そのときに式年遷宮でフラを奉納するという案が生まれたのです。

    鶴岡八幡宮とハラウ・オ・ケクヒのハワイ共演

    ハラウ・オ・ケクヒは10月19日に内宮でフラを奉納し、10月23日には鶴岡八幡宮の震災復興祈願祭でもフラを奉納する予定です。ハラウ・オ・ケクヒと鶴岡八幡宮は、今年7月にハワイでフラと神楽のイベントを開催しており、2015年にもハワイで合同イベントを予定しています。式年遷宮でフラがどのように奉納されるのか、今から楽しみです。

     

    Hālau O Kekuhi 奉納予定]
    伊勢神宮 内宮:10月19日(土)10時 
    鶴岡八幡宮 震災復興祈願祭:10月23日(水)17時


    (相原光)

    RSSブログ情報:http://www.mylohas.net/2013/09/032834isesingu_hula.html
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