日本酒ファンには知られているものの、「はじめて聞いた」という方も多いのではないでしょうか?
新米が実り、新米で酒造りを始めるのが10月。酌・酔・醸など......「酒」に関連する漢字に共通する「酉(トリ)」は、酒壺を表す象形文字で、十二支の10番目であることから、10月は「酒の月」といわれることも。
10月を意味する「神無月」は、一説には「醸成月(かもなしづき)=新穀で新酒を醸す月」からの転声とも言われ、日本酒にとって区切りとなる大切な月なのです。
こうした経緯から酒造初日である10月1日が、酒の記念日に最適であるとされ、昭和53年に日本酒造中央会により、「日本酒の日」として制定されました。
この秋楽しみたい「日本酒イベント」5選「日本酒の日」当日はもちろん、10月・11月と秋が深まるにつれ、各地で多数の魅力的な日本酒イベントが開催されます。その中で、オススメの企画を5つご紹介します。
北は北海道の地酒「国土無双」から、南は大分県の「閻魔」まで。全国40蔵の日本酒が東京に集結。参加者全員に、日本酒にピッタリの「酒の肴」をつめあわせたホテル特製のお弁当(今回のテーマは「中国料理」)、お猪口・オリジナル記念グッズのプレゼントが。その他、縁日気分が楽しめる屋台メニューもあり、日本酒とともに味わうことができます。参加者がお気に入りの地酒1本を選ぶ「アナタが選ぶ地酒大show2013秋」も開催。
開催場所:ホテルメトロポリタン エドモント
日時:2013年10月6日(日)12:00〜15:30(最終受付15:00)
参加費:一般 5,500円/NPO法人FBO認定会員 4,500円
埼玉酒造組合が主催する埼玉県の酒蔵全35蔵が大集合する恒例のイベントの第10回。ひやおろし・燗酒・各蔵自慢の旬の日本酒飲み比べを楽しむことができます。
開催場所:大宮ソニックシティ第1展示場
日時:2013年10月2日(水)16:30~19:30(入場19:00まで)
参加費:500円
3.KYOTO SAKE SUMMIT 2013(京都・日本酒サミット 2013)
全国の酒蔵が京都に一堂に会する日本最大級(3部制。6千名規模)の日本酒イベント。京料理や京漬物、街の人気飲食店による飲食ブース、伝統産業品の体験・展示・販売コーナーなど、京都ならではの魅力が感じられる、「飲んで」「食べて」「見て」楽しむことができる欲張りな企画。
開催場所:みやこめっせ 3F 展示場
日時:2013年10月12日(土)10:00~18:00(3部制:10:00~12:00 / 13:00~15:00 / 16:00~18:00)
参加費:2,200円(消費税込) ※2時間制
全国各地から約60社の名門酒蔵元がブース出展し、日本酒を中心にした約300種類のお酒を楽しめるイベント。参加費には、お酒のつまみとしてぴったりの味をつめた「特製折り詰め弁当」も含まれており、日本酒とともに味わうことができます。
開催場所:京王プラザホテル 5F コンコードボールルーム
日時:2013年10月25日(金)1部15:00〜17:00 /2部18:30〜20:30
参加費:5,000円(特製折詰め付)
菊姫、萬歳楽、天狗舞、手取川をはじめとする石川県内の34の酒蔵の地酒提供ブースとともに、加賀屋、いたる、太平寿しといった石川県内の料亭や日本料理屋、フレンチやイタリアンレストランなどの和洋問わず有名店のブースが登場。石川の地酒と美食のマリアージュ、新しい発見を楽しめるイベント。
開催場所:しいのき迎賓館(石川県金沢市)
日時:2013年11月2日(土)
参加費:前売り2,700円/当日3,000円
秋の一日、蔵元さんとの会話を楽しみながら、日本全国の個性豊かな美酒の数々を、美食とともに心ゆくまで味わってみませんか?
(神森真理子)