こんにちは。マリアージュカウンセラーの斎藤芳乃です。
これまで3000人以上の恋愛・結婚にまつわる相談を解決してきました。その中で、よく寄せられる悩みを例にあげ、「なぜか普通の幸せが手に入らないの......」と悩む女性たちに向け、その対処法を紹介していきたいと思います。
自分にぴったりの男性がいない......
今回は、「出会いがないわけじゃないのに、世の中には、どうして私にぴったりの男性がいないのでしょうか?」という女性の悩み、「運命の人を探してしまうジプシー」体質の改善について、お答えしていきたいと思います。
「この人違うな......」と決めつけない
運命の人がいない、という人の場合、「この人なんだか違うな......」と思うまでの時間が早すぎるのかもしれません。例えば、「話しておもしろくなかった」「なんだか自分とはフィーリングが合わなかった」「容姿が好みじゃなかった」など、です。男性も、出会ってすぐには自分自身を上手に見せることができない人も多いですし、あなたのこともよく知らないため、上手に話題を選んであなたを楽しませることができないこともしばしばです。
けれども、人間は「相手と関わって、相手を知っていくことで、相手に合わせたり、協調することができる」という資質も持っています。そして、それが上手な男性もいます。
けれども、もし例えばこちらが、「ぱっと見」や「フィーリング」で相手をばっさりと切り捨ててしまうと、その後の可能性も切り捨ててしまうことになりかねません。
心地よい関係は築くもの
こんなときに大切なことが、「相手を育てる」「相手との関係性を育む」ということです。
ここで言う、相手を育てるとは、相手の面倒を見るということではありません。
・相手に自分のことを教えて、自分の喜びを共有できるようにする
・相手と自分の共通の関係をじょじょに増やしていく
・もっとこうしたい、という理想に二人で関わりながら近づけていく
......ということです。
たとえば、相手のしてくれたことを、あなたがどんなことが嬉しいのかを相手に伝えれば、次回から相手の男性はそれをあなたにしてあげることができます。「私はカフェでお茶するのが好きだから、一緒にいかがですか?」という感じです。
もしかしたら、相手は男性のため、「カフェ」よりも「居酒屋」のほうが詳しかったりするかもしれません。「スタバ」は知っていても、どういうカフェをあなたが好むのかをよくリサーチできていないかもしれません。こんなときは「あなたの趣味や嗜好をていねいに教えてあげる」ことで、心地よい関係を築けるようにしていきます。
また、積極的に相手の気に入ったところを伝え、引き出してあげることも効果的です。「今日のセーターはとても素敵だね」「今の話、楽しかった」というように、相手の良いところにフォーカスし、それを育てていくのです。
こうすることで、次第に相手はあなたが喜ぶことを相手は覚え、それを繰り返すことができるようになります。
「運命の相手」として育て合う
恋愛は、お互いに「変わる」という前提を忘れずにちょっとしたことであっても、こうしてお互いを育て合うことで、「自分にあった相手」「相手にあった自分」という絆をつくっていくことができます。人間は「変わる」ことができる素晴らしい存在です。
相手をすぐに見切ってしまうのではなく、ときには「おたがい、運命の相手として育て合う」ということをしてみてくださいね。
(斎藤芳乃)