家で猫を飼うときに、いちばん重要なのは猫のトイレをどうするか。家のなかに常に置いておくものだから、猫にとっても飼い主にとっても、いつも清潔で、かつ掃除しやすいものが望ましいものです。
フランス人もネコトイレのにおいが悩み
日本と同様に、フランスでも「家猫」率は高く、約1,100万匹もの猫が飼われていると言われています(犬は約700万匹、鳥は約600万匹)。猫のトイレで問題なのは、トイレのあとに砂をかぶせるとき、小さな砂やペーパーが、トイレからはみ出してしまうことにあります。そして、家のなかで、常にトイレの臭いがしみついているということです。
そこで、フランスでの愛猫家たちのあいだで話題の猫トイレに、使い捨てで環境にも優しい「Poopy Cat」というものがあります。
環境にやさしく便利
これは、土のなかで微生物によって分解される、生分解性の素材でできたボックスタイプのもの。インターネットでオーダーするもので、4枚がセットになり、1カ月分のトイレの購入ができます。1週間使い捨てタイプなので、猫のトイレをいつも清潔に保てるのです。
組み立て方はワンステップ。平たい段ボール箱をぐっと持ち上げるだけで、たちまち丸い出入り口の穴がついたトイレが完成。もちろん、猫用の「砂」には、木材産業の廃棄物からできたリサイクル資材が使われています。耐水性にも優れており、猫がこのむ造りをしているのだそう。
インテリアに馴染むおしゃれなデザイン
1週間たったら、てっぺんをポンっと押して、元の平たい段ボール箱に戻して捨てるだけ。もちろん、トイレのたびに汚物除去は必要になりますが、清潔感がだんぜん高まります。また、Poopy Catのシンプルでおしゃれなデザインも、お部屋のインテリアに馴染みそうです。
気に入らない場合は「返金も可能」とうたうほど、自信がある商品のよう。現在オランダ国内のみの販売になっていますが、今後、海外での展開もみこまれているようです。
Poopy Catの動画はこちらからどうぞ。
photo by Thinkstock/Getty Images
(下野真緒)