月に1度、必ずやってくる生理。人によってはPMSがひどくてイライラしたり、生理痛や頭痛があったりと大変です。生理をわずらわしいものと考えている人もいるのではないでしょうか。
でも、女性にとって生理は大切なデトックス。いつか子どもを授かるために、とても重要な機能でもあるのです。今回は、生理を快適に過ごすために必要な「ナプキン」についてお話していきます。
戦後、進化した生理用ナプキン昔の日本女性は、脱脂綿を股に挟んで生理の日を過ごしていたことをご存知でしょうか? ナプキンが発売されるまで、ゴムパンツのような「月経帯」といわれるショーツで脱脂綿をおさえるのが普通だったとか。なんだか、聞くだけではき心地が悪そうですよね。
日本に紙ナプキンが広まったのは、1961年にアンネ社から発売された「アンネ・ナプキン」から。書籍「アンネの日記」の生理についての記述がとても前向きで、いままで不浄なもののように扱われていた生理の概念が変わるように願って名前をつけたようです。そのナプキンは、純パルプ紙綿のやわらかなクレープ(しわ)を特殊加工した脱脂綿でくるんだものであったとされています。
その後、化学産業が発達するなかで、ナプキンは急速に進化していきます。長時間つけっぱなしでも漏れないように、経血をしみ込ませる高分子吸収体が加えられ、匂いが気にならないようにと、人工合成香料が添加されるようになりました。そして、肌触りを良くするために、ポリエチレンやポリエステルが使われるようになりました。これらのほとんどが石油からできている素材です。
布ナプキンとの出会い昔にくらべてナプキンは使いやすくなったにもかかわらず、蒸れやすく、かぶれやすくなってしまったのも事実です。そんな不快感のせいもあり、女性たちの生理へのネガティブな考えが変わることはありませんでした。
そんな私は小中学校で水泳部に所属し、生理用ナプキンと、生理中でもプールに入れるように、膣内に挿入するタンポンを使用していました。生理前は頭痛や背中の痛み、そしてイライラに悩まされていたのを憶えています。生理中は腹痛や不快感が常にありました。しかし、10年前に布ナプキンに出会ってからは、生理が女性にとって大切なものだと思えるようになったのです。
次回は、布ナプキンに変えてからの変化や月経血のコントロール方法についてお話します! どうぞお楽しみに。
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