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春は、ありのままの自分を感じる季節。石井ゆかりさんが暦を綴る
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春は、ありのままの自分を感じる季節。石井ゆかりさんが暦を綴る

2014-03-12 13:00

    今年は東京でも大雪が降り、目覚めると一面の銀世界でした。このように圧倒的な季節の変化を見せつけられると、自然の底力を思い知り、感慨深くなります。

    日本には季節の移ろいを愉しむツールとして、二十四節気があります。しかし単なるツールとしてだけではなく、人生の深遠に導いてくれる暦でもあると気づかせてくれたのが、マイロハスの占いコーナーで御馴染みの占星術師、石井ゆかりさんの著書「ひかりの暦」です。

    二十四節気とは

    二十四節気とは、太陽の「ひかりの長さ」でできた暦を指します。星を通じて人と生を見つめ続ける石井ゆかりさん。その深く優しいまなざしに映る二十四節気とは、どのようなものなのでしょうか。たとえば今の時期、毎年2月19日ごろに訪れる「雨水」については、このような箇所がありました。

    学校の卒業、受験の合否、社会人になること、異動。そうした転身を控えて、私たちはこの時期一瞬、「どこにも属さない」自分を体験することがある。天のものとも地のものともつかない大きな水の流動に包まれて、私たちはこの時期だけの自由を、満喫することができるのだろう。

    (「ひかりの暦」P26より引用)

    その後「雨水」も去り、猛暑と台風に翻弄される夏が来ます。その激しい夏が通り過ぎるとき、やっと峠を越えたかのように秋風とともに「白露」がやって来ます。

    不安が解消されたとき、苦しみから解放されたとき、私たちは深い幸福を感じる。「苦労は買ってでもしろ」と言うが、これは、「苦労をした人は様々な知恵を身につけて有能になる」ということではなく、苦労しなければその差によって味わえる喜びというものが、そもそも存在し得ない、ということではないのか。

    (「ひかりの暦」P107より引用)

    ひかりの長さが変化する国にいるおかげで、気づくことのできる人生の四季。その恩恵と喜びを胸いっぱいに味わえる1冊です。

    [ひかりの暦]

    young woman image via Shutterstock

    (知恵子)

    RSSブログ情報:http://www.mylohas.net/2014/03/036064hikari.html
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