医食同源とは、"食事と医療(薬)はもともと同じで、健康維持に欠かせない"という東洋医学の考え方。その考え方をもとに漢方の生薬を取り入れ、季節の食材がたっぷり使われたレシピが一冊の本になりました。

『千葉大学病院の薬膳ごはん』は千葉大学医学部附属病院の展望レストラン「ヴァンセーヌ」で提供されている人気の「医食同源メニュー(=薬膳料理)」のレシピをまとめたもの。材料も手に入れやすい食材ばかりだから、どのレシピもすぐにトライできそう。

症状別(13種類)・季節別にレシピを紹介

レシピは東洋医学の考え方のもと、病気になりにくい身体のために、漢方の生薬を取り入れ、季節の食材がたっぷり使われています。本の中で紹介されている季節の薬膳献立の中から、春と夏のレシピを一部ご紹介します。

■春のレシピ「心を穏やかにするスープとキッシュのレシピ」

 春先は気圧が上昇し、なんとなく不安になったり、動悸が起きたりすることも。清熱作用のあるはまぐりとセロリのスープで血圧を落ち着かせ、心を穏やかに。

■夏のレシピ「夏バテ予防のさっぱり和定食」

疲労回復に役立つ枝豆を混ぜごはんに。体の余分な熱をとるトマトやなすなどを冷たいみそ汁に。食欲がないときでも食べやすいメニューで夏バテを予防。

医食同源、季節のめぐみをいただきながら、こころもからだも穏やかに導いてくれそうですね。

[千葉大学病院の薬膳ごはん]
著者:並木隆雄・岡部栄
価格:1,652円(税込) 

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