ガーデニング大国イギリスから、今世界中に広まりつつあるムーブメントともいえるゲリラガーデニング。これはロンドン在住のリチャード・レイノルズさんが起こした活動で、荒れた状態の公共の花壇に花を植えて、一晩のうちに変身させてしまおうという試みです。 植えられた後もボランティアが手入れを

活動資金はメンバーからの寄付により成り立っていて、参加している人達も全てボランティア。なるべく乾燥に強い植物が選ばれ、植えられた後もボランティア達によって手入れが施されているそうです。

GUERRILLA GARDENING.ORGでは、彼等の活動の模様が紹介されています。

自宅前の荒れた花壇が出発点

リチャードさんは、"ON GUERRILLA GARDENING"という本も出版していて、世界中のメディアからも注目されています。フラット住まいで庭がなく、コンクリートの共有テラスでプランターで花を育てていたリチャードさん。活動の出発点は、フラットの前の荒れた花壇なのだとか。

有名デパート「LIBERTY」とのコラボも

活動資金を収集する為、植え込みで収穫されたラベンダーを使った手作りのミニピローを販売していたのですが、これがイギリスのデパートLIBERTYの目に留まり、彼等の活動を元にデザインされたリバティ柄のピローも発売されることに。

一人のゲリラガーデナーから多くのゲリラガーデナーが生まれ、さらに増え続ける......。まるで一粒のひまわりの種が花を咲かせて、そこから沢山の種が生まれるようですね。

[GUERRILLA GARDENING.ORG]

※通常は公共の緑地帯に勝手に植え込みをする行為は違法行為とみなされるそうなのですが、リチャードさんの活動は黙認されているようで、今となっては行政から表彰されたりもしているそうです。日本で行う場合は、土地を管理する自治体の許可を取ってから行って下さい。

red-poppies via Shutterstock

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