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粉々になった陶器がアクセサリーとして甦る
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粉々になった陶器がアクセサリーとして甦る

2014-05-12 23:30
    福島県浪江町に古くから伝わる伝統工芸に「大堀相馬焼き」という焼きものがあります。器全体に広がる地模様の「青ひび」、相馬藩の御新馬を筆で描いた「走り駒」、保温性に優れた「二十焼」の3つが大きな特徴の大堀相馬焼きですが、震災によって存続の窮地に追い込まれています。というのも浪江町で採れる原料「砥山石(とやまいし)」の採石が不可能になったため、新たな生産ができないのです。 粉々になったカケラが甦る

    そんな大堀相馬焼きをなんとか残していこうという試みで生まれたのが「piece by piece」のアクセサリー。地震で粉々になった大堀相馬焼きのカケラを利用し、ひとつひとつ丁寧にシルバーに埋め込んでアクセサリーとして仕上げています。

    マネークリップやネックレスに生まれ変わったアクセサリーは、小さいながらもそれぞれにひとつひとつが個性的。まったく同じものが二つとないのは、すべてがハンドメイドならでは。陶器だった時とはまた違った魅力で、手のひらの中でその存在感をアピールしているようです。

    シルバーと合わせることでモダンなデザインに生まれ変わった大堀相馬焼きは、日本のものづくりの素晴らしさを教えてくれるもの。私たちにできるのは、それらを手にとり、その美しさをきちんと見つめること。

    人から人へと受け継がれた伝統工芸の魅力は、形を変えてもけっして色あせるものではないことを伝えてくれるアクセサリーです。

    [piece by piece]

    RSSブログ情報:http://www.mylohas.net/2014/05/037929piecebypiece.html
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