湿度の高い梅雨の時期は、アレルゲンになるカビやダニが繁殖しやすく、心配ですよね。アレルゲンが増えると、今まで大丈夫だった人でもアレルギー症状が出ることがあります。その前に、アレルゲンをしっかり取り除いておきましょう。 ハウスダストの正体

微細なハウスダストも吸引することで人気のダイソンの微生物学者のトビー・サヴィルさんに、ハウスダストの正体とアレルゲン除去に効果的な、お掃除の仕方を教えていただきました。実は、ダイソンは社内に微生物研究所があり、微生物をも取り除くことができる掃除機の開発に役立てているのです。

掃除機の中で綿埃のように見えるゴミのほとんどが、人の剥がれ落ちた皮膚なんだそう。自分自身がハウスダストを毎日作っていることになります。しかも、タンパク質なのでダニのえさになり、そのダニが1日20回以上のフンをします。それらすべてが、アレルゲンになるのです。

小さい子どもの場合、反応が出やすいとのこと。ダニが繁殖しやすい寝具・ソファーをしっかり掃除することが重要だそうです。 

アレルゲン除去に効果的な掃除

寝具のダニを死滅させるには、紫外線を60秒照射する必要があるそうです。それでも、効果があるのは表面のみ。入り込んだダニは、そのまま生存しているそう。死滅させるには、ダニのえさをなくすことが大切です。

皮膚片の除去→ダニが死滅→ダニのフン除去

また、掃除の順番も大切です。ダニのえさは、皮膚片のみならず、外から入ってきた小さな虫の死骸が乾燥したものもあります。そこで、効果的な掃除の順番を教えていただきました。

1 窓など、虫が入ってくる場所
2 天井や高い部分の棚など上から下へ
3 最後に一番下の床

隙間なども忘れず、しっかり掃除することが大切です。

皮膚は、毎日剥がれ落ちますから、生活している限り、自分自身がアレルゲンを落としていることになります。しっかり掃除しようと思います。 

[ダイソン

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