いつのまにか日も短くなり、乾燥が気になる季節。慌ててマフラーやコートを引っ張りだしたり、ハンドクリームが欠かせなくなりました。そんなからっとした天気の続く秋は、虫干しの季節でもあります。虫干しというと、梅雨明けを想像する方も多いのですが、実は湿度の低い秋の方が適しているとも言います。

虫干し[名](スル)夏の土用や秋の晴天の日などに、書画・衣類・調度品などを陰干しして風を通し、虫の害やかびを防ぐこと。虫払い。土用干し。

[デジタル大辞泉より引用]

年に1度は箪笥の奥から洋服や布団をひっぱり出して、虫干ししたいもの。ただ、正直ものすごく面倒ですし、一日仕事になってしまうので、なかなか腰があがらないですよね。そこで私が実践しているのが「即席虫干し」です。

その方法はいたってシンプル。空気が乾燥しているよく晴れた日を選び、家中の窓を開け放ち、風を通してあげます。そして扉という扉を解放してあげるだけ。クローゼットやたんす、下駄箱、食器棚、全部開けてしまいましょう。こうすることで通気がよくなり、カビを防ぐことができます。そしてなにより、とっても気分がいい。まるで洋服や本がすうっと深呼吸しているようです。

ただし一点だけ注意が。雨が降った翌日は、晴れていても水蒸気があふれているので避けましょう。また早朝や夕方は空気中の湿度が高くなり湿った状態なので、理想的な時間帯は午前10時から午後2時頃までの2〜3時間。ゆっくりとランチの準備をして食べ終わるくらいが目安になりそうですね。

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