その名も「YASワークアウト(ヤス:Yoga And Spinningの略)」。ヨガとスピニング(インドア・サイクリング)を合わせることで、カラダ全体の筋肉を使ったトレーニングと「癒し」の両方が体験できる「アスリートのためのヨガ」と呼ばれています。このYASワークアウトがドイツ国内で今人気なのは、このワークアウトの考案者キンバリー・ファウラーさんの2冊目の本『Flat Belly Yoga』がドイツにて昨年発売され、そのことがきっかけとなったと思われます。
効果的にシェイプアップファウラーさん自身があるフィットネスセンターで「インドア・サイクリング」と「ヨガ」のクラスを別べつに取っていたことから、両方の良さを活かしたワークアウトを開発することを決めたのが、「YASワークアウト」誕生のきっかけだそう。
参加者はまずスピニングを25分間行います。これにより消費されるカロリーは450-550Kcal。カラダの脂肪を燃焼し、自分をとことんいじめ抜く。新陳代謝がマックスに活発化し、さまざまな筋肉の部位、とくに大腿部や腹筋などが効果的に引き締められるといいます。立ちこぎや全速力でペダルを漕ぐプログラムも組まれているため飽きることもなく、大勢で取り組むのでモチベーションもあがります。その後、ヨガ・ルームに移動。疲れたカラダと精神をヨガで落ちつかせ、1日のワークアウトが終了するのです。
時代に合わせて進化するヨガカラダのあらゆる部分を鍛えようと思ったら、ヨガだけでは無理がある。いっぽうで、スピニングを事前に行うことで、筋肉が温まり、ヨガのポーズが深く行えるなど、ふたつを合わせることで、ヨガとスピニングを単独で行うよりもずっと多くのメリットが期待できます。
フィットネス・ダイエット効果・カラダ改造を目的にしたヨガ、という位置づけが、ドイツ人の心、ライフ・スタイルに合ったのかもしれません。ヨガはもはや「精神世界」という元の枠だけにとどまらず、さまざまな人の手によって進化しているようです。
[Flat Belly Yoga , PRWeb , YAS]
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