やってきました、寒さできゅっと身が縮まる冬が。毎年この時期になると、体の冷えとの戦いがはじまります。就寝時以外でも毛布にくるまったり、靴下を重ねてはいたり、入浴法を工夫したり。これから春が訪れるまで、寛げるはずの部屋の中でも気が抜けません。

と、こうしてパソコンに向かい原稿を書く私の上半身は今、じーんと湯船に身を沈めたときのような温かさ。「ぬかぽん」という名のホットバッグを首元にあてながら、手元を動かしているのです。

ぬかぽんは、S・M・L、ひもつき、の4サイズ。(本体価格1900円~3800円)贈りものや、お礼にしても。はつめ舎の通信販売で購入できる他、全国各地に取り扱い店があるので、はつめ舎のwebで調べてみてください。

ぬかぽんの原料は、新潟県産の玄米、玄米を精白するときにできる煎り糠、静岡県産の海水塩。全て、本来は口にできる安全な食品。それを綿100%の布袋でくるんで、小さな枕のように仕上げています。

左がSで、右がMサイズ。柄はチェックとストライプ、布袋の色もいくつかから選べます。

使い方はとても簡単。耐熱性のポリ袋にぬかぽんを入れて、電子レンジで約1分、あるいは蒸し器で約10分、加熱するだけ。ほんのり煎り糠の香りが漂う熱を帯びたぬかぽんを、衣類の上から、冷えや疲れを感じる部分にあてれば、そこからじわっと芯に向かって、体がぬくぬく温まります。

外出から帰った直後、冷えた足を温めているところ。

ぬかぽんの熱は、MサイズやLサイズでだいたい30分ほど持続し、1日2回の使用で1年程度、合計200回まで繰り返し使うことができます。使用後の保管は、ポリ袋に入れて冷蔵庫や冷凍庫へ。

ぬかぽんには、詳しい使用方法を書いた紙も添えられているので安心。取り扱い説明用紙には「温めるときの目安」も。

眠る前、仕事の途中、疲れたときや、ひと息つきたいとき、そっと寄り添ってくれるぬかぽん。背中、お腹、わきの下、肩、首、喉、足、手の平も。自分が心地よく感じる場所へ、そっとぬかぽんをあてている間、子どもの頃、眠りにつくまでそばにいてくれた、母や祖母とともにいるような安心感に包まれます。

ひもつきのぬかぽんならばこんなふうに、固定できます。(はつめ舎webより)

ぬかぽんを製造・販売しているのは、新潟県の豪雪地帯、中魚沼郡津南町に拠点をおく「はつめ舎」。はつめ、とは新潟の言葉で、器用とか、達者という意味なのだそう。雪が降り積もる厳しい冬でも、おじいちゃんおばあちゃんが元気な土地で、ぬかぽんはつくられているのです。

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