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日本にはアーユルヴェーダのような存在はなぜないんだろう、とよく考えます。そして最近思うのは、それは「おばあちゃんの知恵袋」と呼ばれているものじゃないかなということ。当たり前のように生活にしみこんだ生活スタイルですから、体系化されて文献として残されていないのも当然なのかもしれません。
まっとうな和食は、とても理にかなったものです。お刺身に添えられるツマは消化を促し、殺菌の作用が。冷や奴などの豆腐加工品に添えられる生姜は、大豆製品で体が冷えるのを避け、消化も助けてくれます。食材の切り方や調理の仕方にいたるまで、例を挙げればきりがありませんが、日本食はよく生きるための知恵がつまったもの。この食材を食べるときにはこの食材を一緒に、という理論や知識ではなく、文化として継承されていく知恵。勉強してわざわざ外側から取り入れなくても、すでに私たち日本人が持っているもの。それは実はとても価値のあるものなのだと思います。
今日食べたもの:自家製がんもどきとごぼうのバルサミコ風味冷蔵庫にれんこんとにんじんが少しずつ余っていたので、がんもどきにしました。野菜をみじん切りにして下ゆでし、お醤油で煮たひじき、水切りしたお豆腐と混ぜて丸めたら、片栗粉をまぶして揚げるだけ。がんもどきは自分で作るとひと味違うおいしさです。大根おろしとおろし生姜、お醤油でいただきました。
もう一品は、ごぼうのおかず。厚めに切ったごぼうを油で炒め、みりんとお醤油でじっくり柔らかくなるまで煮たら、最後にバルサミコ酢をひとまわし。歯ごたえのあるごぼうも好きですが、ほっくりとしたごぼうは滋味深く、消化にも優しいので最近気に入っています。
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