もうすぐお正月。私は、お重に詰められた手の込んだお節料理が楽しみです。由来や料理の意味を知って、おいしくいただきたいもの。お節の由来を調べてみました。
そもそも「お節(おせち)」と呼ばれるのはなぜ? 語源には、神様への供え物という意味合いがありました。
「おせち」は、もともと季節の変わり目の節句に、年神様に供えるための料理「お節供(おせちく)」が語源になっています。
季節の変わり目(節句)は年にいくどかありますが、正月がいちばん大切な節句であることから、正月のお節供だけを「お節」と呼ぶようになったのです。
お節料理に込められた願いお節といえば、三段重ねのお重が一般的。
「おせち」は年神様に供えるための料理であるとともに、家族の繁栄を願う縁起物の家庭料理でもあります。そのため、めでたさが重なるようにと、お重を重ねることが通例。
また、つめる料理や具材にも意味があります。
・黒豆(健康、まめに働く)
・数の子(子孫繁栄)
・きんとん(財運)
・紅白なます(平和)
お節は重箱の重ね方や料理それぞれが深い意味をもっていました。
photo by Thinkstock/Getty Images
(マイロハス編集部)