手がかからない、可憐な花々
実は、気温が下がったこの季節は、春に咲く球根を植えるのに最適なタイミングなのです。春に咲く球根の花というと、チューリップやムスカリ、ヒヤシンスをはじめ、可憐で華やかな花々が揃います。普通の花苗に比べて球根のよいところは、何といってもとても簡単なこと。まったくといってもいいほど手がかからないのです。秋に植えたら後は春になって芽を出し花が咲くのを待つだけ。庭がなくても、大きめの鉢があれば大丈夫です。
植え方もとっても簡単
球根を植える際のポイントは十分な深さを持って植えること。球根2個分の高さで、隣の球根とは3個分くらいの間隔をあけて植えましょう。花が咲くまで何もない状態では味気ないので、球根を植えた上から好きな花やグリーンを植えておけばバッチリです。この時、球根の花が咲いたときのことも想定して、花の色や高さを選ぶのがコツ。チューリップなどは毎年花後に球根を掘り変えることが多いのですが、思いのほかそのままにしておいても問題なく、毎年春になると花が顔を出してくれます。おすすめはムスカリ。一度植えると、何もしなくてもどんどん勝手に増えていくかわいい花です。
室内では水栽培も
土いじりが面倒くさいという人は水栽培という方法もあります。コップに水を入れて、その上にヒヤシンスの球根を置くだけ。そのうち根が生え出し、年が明ける頃には葉が生えはじめます。そして、春になるとボリューム満点、甘い香りいっぱいの花を咲かせてくれるます。ヒヤシンスの花は芳しい香りも魅力なので、室内での水栽培におすすめです。面倒くさがりでも十分に楽しめる球根。植物を育てるというのはやってみると意外と楽しいもの。ぜひトライしてみてはいかがでしょうか。
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