なんだかやる気が出ない、少し気分が優れない......。この「いつもと違う」が体調ではなく精神的なところのものであった、ということは最近多く見られます。今や現代病の代名詞でもある「うつ病」は、決して一部の人がなるものではありません。だれがなっても全く不思議ではない病気の一つとまでいわれるようになってきました。

人に話すことの大切さ

日本人はとりわけ勤勉でまじめな傾向があるため、無理をしやすいそうです。特に女性は仕事や家事、育児などで病院に行くということから足が遠ざかりがち。会話自体でストレスを発散させることが大事である女性も、その機会がなければ自分の中でストレスがたまっていってしまいます。対処方法として、日頃からこまめに休むように気をつけたり、ストレスの軽減を図るなどさまざまありますが、わかっていても、なかなかできない状況であることも多々。そんな中でもいちばんかんたんな対処法として「相談」があります。だからといってこんな話は友達や身近な人にしづらいな......。そういうことは誰しもあるのではないでしょうか。そんなときに気軽に臨床心理学師がサポートしてくれるシステムがあります

いつでも気軽にサポートを受けられる

日本初のウェブとリアルでつながるコミュニティー「Reme」。この名称はRe(再び)me(自分)をつなげた造語です。「何度でも自分の人生に希望を持つ人を増やしたい」という想いが込められています。世界メンタルヘルスデーである10月10日に開始されたこのサイトは、ウェブはもちろんLINEでも匿名かつ無料でサービスが利用できます。からだの不調とは違い、どうしても無理をしがちで、気づいてあげられない自分のこころの状態。忙しい中でも、少しだけ立ち止まって自分のこころと向き合うことはとても大事なことです。出かけてまで相談はちょっと、というときも専門家に気軽に相談できる環境は今の時代には必要なのかもしれません

じつは本人より周りの人の方が変化に気づきやすいこともあります。身近な人たちの相談もできるので、自分をはじめ、周りの大切な人たちのサポートにも役に立てることができそうです

Reme

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