どれもすてきなものばかりで毎年目移りしてしまいますが、たとえばメイクセットが入ったコフレを買って、でも「クレンジングはいつものでいいかな」なんて思っていたら、じつは肌のためにはあまりよくないのだとか。
クレンジングのライン使いで肌の負担を軽減
「クレンジングこそライン使いが重要」と言うのは、元コスメ開発者でもありビューティーサイエンティストでもある岡部美代治さん。
著書『ムダ美容をやめればキレイになる 噂や口コミに振り回されていませんか?』(講談社)では、このように書かれています。
ファンデーションと同じブランドやメーカーのクレンジングを使えば、肌への負担を少なくすばやくしっかり、ファンデーションによる汚れを落とせるようになっています。他のメーカーのものでも合うものはあるかもしれませんが、確実ではありません。
(本書 P125より)
なぜならファンデーションを開発するとき、オフするテストに同じブランドのクレンジングが使われているからなのだとか。
私自身、化粧水とファンデはごほうび価格の同じラインを使っていたけれど、クレンジングは他社のもので節約していました。でもクレンジングをライン使いすることで、より肌への負担も軽減できるのですね。
無添加コスメは能書きを要チェック
また気になるのがコスメの使用期限です。大事に大事に使っていたら、知らぬ間にコスメの期限が切れた......ということも。開封後の確認のしかたについては、本にはこのように書かれています。
極端な変色や不快な臭いがあれば、使用再開は絶対にダメ!微生物が発生したり増加するなどして中身が変質した可能性大です。
(本書 P120より)
手元にまだ使えるだろうと思っていた未開封の無添加化粧水があったのですが、封をあけてビックリ。以前同じものを使っていたときとあきらかに臭いがちがっていました。
よく見ると使用期限も過ぎています。防腐剤無添加のものはとくに注意が必要です。せっかくいい素材なのに使えなくなってしまってはもったいないですよね。
ちなみに開封後の保存状態によって、だいたいのものが1年は使えるそうです。また未開封の場合、製造後3年以内なら安定した品質を保っているそうですが、やはり防腐剤無添加の化粧品は能書きをきちんとチェックしたほうが安全です。
どのコスメを使うにしろ、クレンジングのライン使いや使用期限は最低限覚えておきたいポイントです。まずここを押さえ、キレイを楽しみたいですね。
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