週刊『夏野総研』vol.556【ドコモの「マネックス子会社化」で何が変わるのか？】

▼第556号
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2023/10/31

夏野剛メールマガジン 週刊『夏野総研』
　　　　　　　　　　vol.556
【ドコモの「マネックス子会社化」で何が変わるのか？】
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《目次》
01.時事ネタ解説（※変更）
02.先週の出来事
03.Reading the world
04.Q&A
05.Product Lab
06.Good Food Good Life
07.時事ネタキュレーション（※変更）
08.編集後記

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【01.時事ネタ解説】
　日々のニュースも見方を変えればいろいろなことが見えてくる。当コーナーは未来を読むためのニュースを、私が解説していくものです。
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《国内ニュース》
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◆楽天モバイル、初の「プラチナバンド」獲得　2024年中のサービス開始目指す
https://bit.ly/45OOqg9
〈要約〉
　総務省が楽天モバイルに700MHz帯の基地局開設計画の認定を発表した。2026年3月ごろにサービス開始予定。

〈コメント〉
　悲願だったプラチナバンド取得は一歩前進だが、これだけで楽天モバイルが他の3キャリアと同等に達するのかは別の問題。
　サービスの品質、料金体系、利便性など、もっと構造的な問題が立ちはだかっている気がする。プラチナバンド獲得は、それだけで全てを解決するような魔法の帯域ではないのだ。
　さて、それを踏まえたうえで、楽天が主張していたとおりの「巻き返し」は果たせるのか。

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◆ドコモ、コールセンターの手数料値上げ　新規契約0円→3850円など　店頭と同額に
https://bit.ly/46Nz6lj
〈要約〉
　NTTドコモはコールセンターの手数料を一律3850円に値上げすると発表。競合他社と同様の措置で、高騰する費用を考慮したと説明している。

〈コメント〉
　というか、ドコモのデジタル化が求められている気がする。それこそが顧客サービスの向上に繋がるし、今は全てをオンラインで完結するのが当たり前の時代。

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◆Googleを独占禁止法違反で審査　公正取引委員会、検索寡占解明へ
https://s.nikkei.com/40in94k
〈要約〉
　公正取引委員会がグーグルに対し独禁法違反の疑いで審査を開始。
　検索サービスの優遇問題。日本市場での競争阻害も懸念される。

〈コメント〉
　有力な検索サービスだからこそ、検索エンジンの独占状態は避けられないかもしれないが、実際の問題はGoogle Playの高い手数料だと思う。
　その割引率はアプリデベロッパーやユーザーにとってフェアじゃないと感じている。
　加えて、高い手数料は結局のところユーザーにコストとして跳ね返る。もっと値下げをすべき。
　現在の30％から15％にするだけで、アプリ業界に巨大な変化が起きる。