週刊『夏野総研』vol.557【楽天モバイル、地獄の先に待つ“天国”への階段】

▼第557号
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2023/11/07

夏野剛メールマガジン 週刊『夏野総研』
　　　　　　　　　　vol.557
【楽天モバイル、地獄の先に待つ“天国”への階段】
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《目次》
01.時事ネタ解説
02.先週の出来事
03.Reading the world
04.Q&A
05.Product Lab
06.Good Food Good Life
07.時事ネタキュレーション
08.編集後記

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【01.時事ネタ解説】
　日々のニュースも見方を変えればいろいろなことが見えてくる。当コーナーは未来を読むためのニュースを、私が解説していくものです。
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《国内ニュース》
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◆楽天プレミアムカードが特典変更　ポイント獲得上限を3分の1に、海外ラウンジにも制限　SNSでは「史上最大の改悪」の声
https://bit.ly/49iu8yu
〈要約〉
　楽天カードが年会費有料クレジットカードの特典を変更。
　楽天市場の利用特典を縮小し、プライオリティ・パスの利用回数制限も導入。不満の声が相次いだ。

〈コメント〉
　楽天カードが提供してきた海外ラウンジにアクセスできる「プライオリティ・パス」の機能なんて全く必要ないし使ったこともないが、ポイント獲得に上限を設けるのは最悪の選択。
　そもそも楽天はポイント獲得が好評で会員を増やし、経済圏を大きくしてきた経緯がある。それだけに残念だし、使う側にとって損失感が強いはずだ。
　ヘビーに使っていたユーザーであっても離脱組が相次ぎそう。

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◆トヨタ、営業益４．５兆円へ　２４年３月期、円安・販売増で過去最高―９月中間、純利益２．５兆円
https://bit.ly/49qE7li
〈要約〉
　トヨタ自動車は2024年3月期の営業利益予想を4.5兆円に上方修正し、過去最高になる見通し。
　円安と販売増加が要因。純利益も3.95兆円に引き上げ。EV向け工場への追加投資も発表。

〈コメント〉
　4.5兆円に達する利益予想というのは素晴らしい業績。
　それでもこれは一時的な状況によるものであり、特に円安が大きく影響している。未来がどう転ぶかは完全に予測不能であるし、特にトヨタはEVシフトの遅れも目立つ。
　記録的な業績が出たとしてもこういった未来への不透明さが払拭されない限り、投資家の期待は上がらないかもしれない。
　つまり、将来どうなるかはまったくわからないので株価は上がらないだろう。

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◆京成電鉄、新京成電鉄を吸収合併へ　２０２５年４月　現在の路線・駅は維持する方針
https://bit.ly/462mG7U
〈要約〉
　京成電鉄が2025年4月に新京成電鉄を吸収合併することを発表。
　路線と駅、従業員は維持する方針で、運賃体系も現行のまま維持する予定。新京成線の存続は今後検討する。

〈コメント〉
　というか、新京成電鉄が別の会社だったという事実に驚いている。
　対外的には同じ京成グループだったけど実際の組織構造では別企業だったので、吸収合併によって経営効率と意思決定の速度が上がるはずだ。