【ICT教育は何故必要か?】
本日は鈴木けんぽう渋谷区議主催のICT教育勉強会に参加致しました!
今後、国のICT教育方針が変更され、タブレット推奨支給台数の目標が3台に1人⇒1台に1人に、データ管理のクラウド化がデフォルトになる予定です。
中央区でも整備中ですが、でもただタブレット等を整備することがゴールではなく、タブレット等は学ぶための道具(文房具)に過ぎません。
ですので、ツールをどのように活用するかが大事です。
そもそもICT教育って何故必要なのでしょうか?
単純に時代に合わせるため、子供達にタブレットやスマホの使い方を教えることがゴールではありません。
学べること、学び方の幅が格段に広がること、学びの質が向上する点が最大のメリットだと思います。
最も大きな変化は、教師主導の学びから、子供たちが何を学びたいのか、何を学んだ方がいいのかを考えて選択が出来る、生徒主導の学びに変えることが出来る点だと思われます。
例えばこんなことが出来ます、
① いつでもどこでも宿題が出来る、必要に応じて遠隔で教師が指導出来る
② 電子黒板から資料一斉配信、タブレットから発表資料一斉送信
③ 子どもたちのレベルに応じて適応する課題の提示、進度の個別化と効率化
⇒個別に学習内容を変えられる(AIを活用し、間違った問題の傾向を分析、ピンポイントで教師が指導)
④ 学習のプロジェクト化、中期的学習計画と振り返り
⑤ クラウドを用いた協同作業
⑥ 学びの軌跡をすべてデジタルで残せる
⑦ 学習成果の社会化⇒創造作品の電子書籍公開
だからこそ、1人1台が必要なのです。
特定の授業にだけタブレットを使うのではなく、教科書、ノート、文房具がタブレットに置き換わったのです。
毎日授業をタブレットで学べる環境に変化させる必要があります。
そもそもタブレットを導入しても、子供達の机の上には教科書、ノート、ドリル、文房具があってその上にタブレットが置かれています。
タブレットで学べる授業については、机の上にはタブレットだけがあればいい、そのような環境を作らなくてはいけないんです。
そのためには沢山の課題があります。
中央区においても現在パイロット校にタブレットを支給し、効果検証中ですが、全校に導入する場合は貸与形式にするのか、買い切り補助形式にするのか、セキュリティ環境はどうするのかなど、考えるべきことは多いです。
また、教師の負担が増えるとの声も聞かれますが、実現すれば確実に教師の必要工数は削減がされると思われます。
ですが、既に渋谷区等は生徒一人一台を実現しています。
活用出来ている先進自治体のノウハウを横展開することが大事であり、私の仕事であると思っています。
(そもそも、自治体間の縦割りを解消して自治体相互の広域連携を自主的にやってくれよとも思いますが)
より質の高い、柔軟な教育を実現するためにはICTの利活用が必須であると思います。