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【のりこえねっと通信0023号】本日22時より、木村元彦×安田浩一『サッカーと愛国と レイシズム』
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【のりこえねっと通信0023号】本日22時より、木村元彦×安田浩一『サッカーと愛国と レイシズム』

2014-03-26 20:02
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    ■■■■■-ヘイトスピーチとレイシズムを乗り越える国際ネットワーク-
    ■■■■
    ■■■    のりこえねっと通信 0023号 2014年3月26日発行
    ■■
    ■                        ◆転送歓迎◆
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    ★メールアドレスのご変更等は、info@norikoenet.org までご連絡下さい。
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――

    賛同者の皆さま のりこえねっと通信をお読みの皆さま

    東京ではようやく春の日差しがさしてきて、桜も咲き始めました。そんな関
    東地方ですが、先週末でいくつかのレイシズムをめぐる大きな動きがありま
    した。
    その最大のものとして、23日に埼玉スタジアムで行われたJ1浦和レッズ
    対清水エスパルス戦が無観客試合でしょう。6日に埼玉スタジアムで客席入
    口に掲げられた「JAPANESE ONLY」の差別横断幕をめぐり、Jリーグが浦和
    レッズへの制裁措置として行われました。Jリーグ史上初の出来事であり、
    試合に先立って浦和レッズの選手たちは差別撲滅宣言し、
    「Sports for Peace!」の文字看板のもとに静寂のスタジアムで試合が行われ
    たのです。差別横断幕から起きた残念な事態でしたが、人種差別を許さない
    という当たり前の原則をもう一度再確認できる機会になったのではないかと
    思います。
    今週ののりこえねっとTVはゲストに欧州のサッカー事情に精通する木村元彦
    さんをお迎えして、サッカーと人種差別の問題に切り込んでいきます。

    〈今号の目次〉
    1.3月26日のりこえねっとTVのお知らせ
    2.3月19日放映ののりこえねっとTV報告
    3.今後の反レイシズム情報
    4.新聞・雑誌記事・Webより
    5.編集後記


    ●1.3月26日のりこえねっとTVのお知らせ
    ★のりこえねっとTVは毎週水曜日22時から生放送です!!ぜひご覧下さい。

    タイトル:サッカーと愛国とレイシズム 木村元彦×安田浩一

    本日午後10時から放送です。

    ◎放送日時 3/26(水) 22:00-23:00
    ◎ニコニコ生放送入口URL 
    http://live.nicovideo.jp/watch/lv173787751

    3月23日、埼玉スタジアムでは、
     Jリーグ史上初となる
     「無観客試合」が行われました。
     サポーターが、差別的な横断幕を掲げ
     処分された浦和レッズは
     試合開始2時間前に
     差別撲滅宣言をし、これからも
     反差別を発信していくといいました。
     なぜ、こうなってしまうのか。
     『オシムの言葉』などの著書があり
     欧州サッカー事情に精通している
     木村元彦氏と
     ジャーナリストの安田浩一氏との対談を
     じっくりご覧ください。

     ※ニュースは3月16日に行われた
     池袋でのヘイトデモの様子をお伝えします。

     <出演者>
    木村元彦(きむら・ゆきひこ) ジャーナリスト
     1962年愛知県生まれ。疾走プロダクションなどを経て
     フリージャーナリストに。
     旧ユーゴの民族紛争を中心に取材。
     代表作に
     『悪者見参 ユーゴスラビアサッカー戦記』 (集英社文庫)
     『オシムの言葉 増補改訂版』(文春文庫)
     『争うは本意ならねど
      ドーピング冤罪を晴らした我那覇和樹と彼を支えた人々の美らゴール』
     (集英社インターナショナル)

    安田浩一(やすだ・こういち) ジャーナリスト
     1964年静岡県生まれ。週刊誌記者を経て、フリーライターに。
     外国人労働者問題などを取材。
     代表作、『ネットと愛国』(講談社)では、
     2012年度の講談社ノンフィクション賞と
     日本ジャーナリスト会議賞をW受賞。
     2013年6月に、木村元彦氏、園子温氏らの共著で
     『ナショナリズムの誘惑』(ころから)を出版している。
    安田浩一


    ◆視聴方法についてあらためて記載します。
    【視聴方法】
     ▼初回にニコニコ動画に会員登録が必要です。(一般会員は無料です)
      http://www.nicovideo.jp/

     ▼メールアドレスとニックネーム、性別、年齢等のプロフィール、
      パスワードを登録してください。
     ▼そして、以下にアクセスするとのりこえねっとTVをご覧いただけます。
      http://ch.nicovideo.jp/norikoenet-tv

    ※ブロードバンドのインターネット環境、もしくはLTE通信環境のスマート
    フォンなどからもご覧頂けます。あらかじめタイムシフト予約をしていると
    放映後1週間以内はいつでも見ることができます。

    ★次回ののりこえねっとTVから、放送時間が変更になる予定です。
    (午後10時→午後9時)決定しましたら、改めてお知らせします。


    ●2.のりこえねっとTV報告

    ◆3月19日放送
    ◎「定住外国人の地方参政権はどうなった?!
    ~選挙に初めて行った元在日韓国人の気持ち

    出演:田中宏のりこえねっと共同代表×朴順梨(「奥様は愛国」著者)

    90年代後半から「地域への参画」を求める定住外国人の地方参政権を実現す
    る気運が盛り上がり、何度も国会に法案が提出されましたが、成立していま
    せん。韓国ではすでに10年近く前に実現したにもかかわらず、日本ではなぜ
    実現しないのか? 外国籍住民の地方参政権はどのような意義があるのか?
    参政権実現運動に関わってきた田中宏一橋大学名誉教授(のりこえねっと共
    同代表)が解説しました。日本国籍を取得し選挙権を行使した元在日韓国人
    三世の朴順梨さんと国籍と選挙権について考えました。

    田中さんは冒頭で。OECD諸国+ロシアで定住外国人に地方選挙権・被選挙権
    ともに認めていないのは日本だけと指摘し、アジアでは韓国が投票する権利
    を認めていることを紹介しました。そして参政権の議論で大事な点が抜けや
    すいと注意を喚起します。一つは、公共料金ひとつとっても政治が生活の
    隅々まで行き渡っているのが現代の暮らしであり、参政権がなければそれに
    さえ意見が言えないということ。これをどうするか考える必要がある。もう
    一つは、国籍問題と絡めた議論が必要と語ります。米国で生まれた外国人の
    子は市民権が与えられて自動的に参政権を有する。しかし、血統主義の日本
    では外国人は何代たっても参政権が付与されずに無権利状態が続く。国籍法
    の不十分な点を制度的にどう補うかという議論なしに参政権問題は語れない
    と強調します。

    何代にもわたって住んでいるのに参政権に関連してなぜ国籍を変えないのか
    聞く人が多いとの朴さんの言葉に、一見すると説得力がありそうだが、書類
    上で国籍が変わるだけで愛国者になるかのような妙な仮説があると批判しま
    す。定住外国人の地方参政権は憲法上禁止されてはおらず国会で立法措置を
    とれば可能との95年の最高裁判断が下り、98年に初めて外国人地方参政権付
    与法案が公明党と民主党により国会提出され、民主党政権になるまでは毎年
    国会に提出されていました。また第1次安倍内閣での自公政策協定には含ま
    れていたのに、なぜか現在は入っていないと指摘しました。

    89年の入管法改正以降は日本の自動車産業を日系人労働者が支えていた現実
    があり、05年からは日本が人口減少を示す中で建設・介護・農業などは外国
    人労働者がいないと立ちゆかないとか、被災地復興とオリンピック関連建設
    の人手不足などが報道されている。すでに外国人がいなければやっていけな
    い状況にある。そこでどう共存するのかという問題が出ている。外国人住人
    との摩擦もあり得るが、ソフトランディングできるようにどんな社会が求め
    られるのか。地方参政権問題は将来の社会をつくっていく上で重要な政策だ
    と強調します。

    04年頃に地方参政権シンポを韓国で開いたとき、華僑差別の歴史があるので
    民主主義確立のためには外国人の人権を尊重できる国になる必要があり、地
    方参政権はその象徴的政策として実現したいと韓国の議員が語ったそうです。
    参政権問題は社会や国の成り立ち・姿に関わる問題ということです。現在、
    日韓の間でみれば、在韓日本人・在日韓国人ともに本国の国政選挙に参加で
    きるが、居住国の自治体選挙に参加できるのは在韓日本人のみ。在日韓国人
    は自治体住民としては無権利状態に置かれている。地域内で相互に地方参政
    権を認めることになれば、すでに実施しているEUの小型版になる。東アジア
    共同体なども語られるが、未来志向の考え方で公選法を変えるならば外国人
    に対する心理的な距離感も縮まると指摘します。またソウル市長選挙に投票
    した日本人の感想などを日本メディアが報道してほしいとも述べました。韓
    国では07年に、国民と在韓外国人が相互を理解し尊重する社会環境を作り大
    韓民国の発展と社会統合に寄与することを目的とする在韓外国人処遇基本法
    ができ、さらに国際結婚の増加にともなって08年に成立した多文化家族支援
    法によりサポートシステムができた。存在する問題をどう解決するか努力す
    べきで、追い出したり偏見を植え付けるのは方向が違う。地方参政権はその
    形を変えていく大きな要素だと指摘します。

    欧米でも定住外国人問題は植民地の歴史から発しており、各国とも植民地関
    連の差別禁止の法システムなどを作っている。日本には法律を作らねばなら
    ないような差別はないといった人がいるが、ヘイトスピーチがこれだけにま
    でなってきている。外国人の地方参政権問題は単に参政権だけではなく。ど
    んな日本社会をつくっていくのかを最も象徴する問題であり、日本だけが選
    挙権を認めていないことのもつ問題をみなで考えていくことが一番大事なこ
    とだと強調して終わりました。


    ●3. 今後の反レイシズム情報
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    ★公式サイト 学習会カレンダーにも順次掲載致します!
    ★http://www.norikoenet.org/workshop.html#callendar
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    1)学習会「朝鮮高校生の裁判とその支援について」

    日時:3月28日(金)18:30~20:30
    会場:千代田区神田駿河台「連合会館」5階501会議室
     (地下鉄「新御茶ノ水」「淡路町」「小川町」、JR「お茶の水」下車)
      ※地図 http://rengokaikan.jp/access/
    内容:「朝鮮高校生の裁判とその支援について」
       提起 長谷川和男さん(東京朝鮮高校生の裁判を支援する会共同代表)
    主催:日朝国交正常化連絡会 TEL:03-5289-8222


    2)シンポジウム 国際社会から見た日本の外国籍・民族的マイノリティの
    人権状況

    日時:3月29日(土)14:00-17:00
    場所: 東京麻布台セミナーハウス 2階大会議室
        (東京都港区麻布台1-11-5、東京タワーの近く)
    資料代: 1000円
    パネリスト:
     宣元錫さん(中央大学/韓国出身)
     金子マーティン さん(日本女子大学/オーストリア出身)
     ステファニー・クープ さん(青山学院大学/オーストラリア出身)
     寺中 誠 さん(東京経済大学)
    主催:外国人人権法連絡会 共催:人種差別撤廃NGOネットワーク


    3)連続講座「差別と歴史修正主義」(第5回)
    マスメディアと歴史修正主義・レイシズム

    日時;3月30日(日)13:30-16:00
    講師; 能川 元一氏(哲学者) 1965年生まれ。大学非常勤講師
    『週刊金曜日』に「朝鮮人虐殺から『在特会』への記憶の連鎖」(第957
    号)などを寄稿。
    場所;在日韓国YMCAアジア青少年センター
    http://www.ymcajapan.org/ayc/jp/ (水道橋駅徒歩7分)
    参加費;1回3000円
    申込み;週刊金曜日業務部の原田さんまで電話かFaxにて申し込み。受講料
    は当日支払。
    電話:03-3221-8521 FAX:03-3221-85221
    主催 週刊金曜日


    4)『慰安婦』問題とジェンダー平等ゼミナール第2回総会&記念講演

    日時:3月30日(日)13:00-14:30
    場所:東京都文京シビックセンター(文京区役所)4階・シルバーホール
    資料代:700円(学生500円)
    連絡先:090-4227-7408
    ※31日には靖国神社や千鳥ヶ淵墓苑のフィールドワークも行われる予定。


    5)差別反対 東京アクション第24回都庁前アピール

    日時:3月31日(月)19時~ 
    場所:大江戸線都庁前駅E1またはA4出
    口出てすぐの都庁入口前。
    内容:
    反差別への思いを都知事、都議会、都庁職員、都民の皆さんに訴えたい方は
    ぜひご参加ください。アドリブでも、事前に準備されたスピーチでも、反差
    別ソングを歌われるのもオッケーです!差別反対東京アクションでは、ア
    ピー
    ルの趣旨に沿うプラカードの持ち込みも歓迎します。都内におけるヘイトス
    ピーチ・人種差別問題など、都に訴えたいテーマをプラカードにしてお持ち
    ください。
    ※毎週月曜日夜19時から都庁前アピールが行われています。
    主催:差別反対 東京アクション
    http://ta4ad.net/wp/


    ●4.新聞・雑誌記事・Webより

    1)入管職員に押さえつけられ男性死亡 国に賠償命じる判決

    朝日新聞 3月19日(田村剛)

     4年前、日本での在留期限が切れたガーナ人男性が、成田空港から強制送
    還される際に急死したのは、東京入国管理局の職員の過剰な制圧行為が原因
    だとして、日本人の妻(52)ら遺族が、国に約1億3千万円の損害賠償を
    求めた訴訟の判決が19日、東京地裁であった。小林久起(ひさき)裁判長
    は「入管職員の違法な制圧行為による窒息死だった」と認定。国に約500
    万円の支払いを命じた。

     判決は、ほぼ無抵抗の男性に入管職員が制圧行為をしたと判断。「危険性
    の大きさが、制圧の必要性と相当性を明らかに超えており、違法」と結論づ
    けた。強制送還のあり方や入管行政の人権配慮への姿勢が厳しく問われそう
    だ。

     男性はアブバカル・アウドゥ・スラジュさん(当時45)。2010年3
    月22日、複数の入国警備官に付き添われて飛行機に乗せられ、離陸前に死
    亡した。

    http://www.asahi.com/articles/ASG3L760FG3LUTIL03W.html


    2)「1円」韓国映画祭 新大久保

    NHK 3月21日

    東京のコリアンタウン、新大久保で、日韓関係の冷え込みなどの影響で落ち
    込んだ客足を呼び戻そうと、1人1円払うだけで韓国の映画を鑑賞すること
    ができる映画祭が21日から始まりました。

    この映画祭は、日韓関係の冷え込みや、在日韓国・朝鮮人に差別的なことば
    を浴びせるヘイトスピーチと呼ばれる行動の影響で客足が落ち込んだ東京・
    新宿区の新大久保に活気を取り戻そうと、地元に暮らす韓国人たちが開いた
    ものです。

    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140321/k10013154241000.html


    3)「軍の資金で慰安所口止め」 元日本兵、60年代に供述

    東京新聞 3月22日

     旧日本軍の従軍慰安婦問題で、太平洋戦争中にインドネシアのバリ島に海
    軍兵曹長として駐屯していた男性が、1962年の法務省の調査に「終戦後
    (慰安所を戦争犯罪の対象に問われないよう)軍から資金をもらい、住民の
    懐柔工作をした」と供述していたことが分かった。

     元兵曹長は「(慰安婦として)現地人など約70人を連れてきた」「他に
    も約200人を部隊の命で連れ込んだ」と連行の実態も説明していた。

     関東学院大の林博史教授(日本近現代史)の研究室が国立公文書館(東
    京)保管の資料で見つけた。林教授は「河野洋平官房長官談話が認めた軍の
    関与を裏付けるもので重要だ」と評価している。

    http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014032201001850.html


    4)【浦和】J初の無観客試合「新生レッズ」へ阿部主将が差別撲滅宣言

    スポーツ報知 3月24日

     Jリーグ初の無観客試合として行われた浦和・清水戦。静寂に包まれたス
    タジアムで選手は必死にボールを追った

      ◆J1第4節 浦和1―1清水(23日・埼玉スタジアム) 浦和が苦
    難の道のりを踏み出した。一部サポーターが差別的な横断幕を掲げた問題で、
    Jリーグ史上初のホームで無観客試合とする制裁を受けた清水戦(埼玉)は、
    1―1で引き分けた。静まり返ったスタジアムという異様なムードの中で、
    「新生レッズの第一歩」と位置付けたチームは、後半31分にMF原口元気
    (22)のゴールで追いついた。次戦から処分は明けるが、今後はクラブと
    して信頼回復への長い戦いが始まる。

     ◆浦和の処分 8日の鳥栖戦(埼玉)で一部サポーターが差別的表現とも
    とれる「JAPANESE ONLY」と書かれた横断幕を、浦和側ゴール
    裏スタンドの入り口に掲げた。報告を受けた浦和の撤去が遅れたことをJ
    リーグが問題視。13日に村井満チェアマン(54)が緊急会見で、23日
    のホーム・清水戦を無観客試合とするなどの処分を発表した。

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140323-00000185-sph-socc


    5)ヘイトスピーチで初の賠償命じた訴訟 大阪高裁は即日結審
    産経新聞 3月25日

    1審は街宣禁止と1200万円賠償命令 判決は7月8日
    ヘイトスピーチ(憎悪表現)と呼ばれる街宣活動で授業を妨害されたとして、
    学校法人京都朝鮮学園が「在日特権を許さない市民の会(在特会)」などに
    街宣禁止と損害賠償を求めた訴訟の控訴審第1回口頭弁論が25日、大阪高
    裁(森宏司裁判長)で開かれた。在特会側は「公正な政治的言論の範疇(は
    んちゅう)」と訴え、即日結審した。判決は7月8日。

    http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140325/waf14032512010018-

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    m


    6)「株主総会で差別発言」 不二越訴訟原告ら訴え

    共同通信 3月25日

     太平洋戦争中に女子勤労挺身隊として富山市の機械メーカー「不二越」で
    強制労働させられた韓国の女性や遺族、支援者が25日、ソウルの日本大使
    館前で記者会見し、不二越の株主総会の際に男性株主から「朝鮮に帰れ」と
    差別的ヘイトスピーチ(憎悪表現)を受けたとして、同社に再発防止を求め
    た。

     不二越は「株主総会閉会後に株主同士でどのようなやりとりがあったか把
    握していない」と説明している。

     支援者によると、2月19日に富山市内で開かれた総会で、遺族の金明培
    さん(82)と支援者の日本人8人が、いずれも株主として被害女性らへの
    賠償や謝罪を求める発言をした。

    http://www.47news.jp/CN/201403/CN2014032501002081.html


    ●5.編集後記
    3月21日に前号でも紹介した国連人種差別撤廃デーを記念して行われたデ
    モとシンポジウムに参加しました。デモには心配された妨害もなく、シンポ
    ジウムでは、ジャーナリスト・研究者・自治体議員など4人の論客から、ヘ
    イトスピーチ・ヘイトクライムについて、さまざまな角度から議論が交わさ
    れました。筆者はその中でも、マスコミや自治体が過剰適応して忖度してし
    まう実態が語られたことにもっと注視と監視をすべきだと思いました。トッ
    プが変わると、直接指示がないにもかかわらず、それまでの人権施策を後退
    していく自治体。このテーマで書くなと言われたわけではないのに、自主規
    制してしまうマスコミ。気づいた人が自分たちで声をあげて、この実態を変
    えていく必要があると思います。自治体はとりわけ寄せられた意見に敏感な
    面があります。ぜひあきらめずに意見を届けていきましょう。
    そのうちの一つに「京都ウトロでのヘイトデモ中止を求める」呼びかけがあ
    ります。ツイッターで「#4月13日ウトロでの集団示威運動を中止させよう」
    で検索すると、多くの人が呼びかけ、実際に電話やメールした体験がツイッ
    ターでつぶやいていることがわかります。ぜひ参考していただき、声をあげ
    ていただければと思います。

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