岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2017/06/27
おはよう! 岡田斗司夫です。
今回は、2016/10/02配信「2人の美少女からPepparくんに至る道~ロボット開発の歴史を小学生でもわかるように解説」の内容をご紹介します。
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2016/10/02の内容一覧
- 本日のお題「ロボット特集」
- ペッパー君のけん玉と「不機嫌な餃子屋」
- アニメの巨大ロボットの「寸胴問題」
- ヴォーカンソンのからくり人形とメアリー・シェリーのフランケンシュタイン
- 巨大ロボットを「操縦」する快感
- ヴォーカンソンの最高傑作「アヒル」
- からくり人形ブームとフランケンシュタインの合体、リラダンの『未来のイヴ』
- GEのイエスマン、ビートル、ハーディマンの進化
- ロボット開発の停滞と日本での研究
- 調理ロボットと介護ロボット、パワーアシストの難しさ
- 軍用ドローンと「ロボットの殺人」
- 自動運転と「トロッコ問題」の壁
- バイロンの娘エイダとコンピュータープログラム
- 「大喜利β」が変える未来の人間関係
- VRにリアルなラブドールは必要ない
- ネットの3大法則「第一印象」「探す」「中間がなくなる」
- ロボットと人工知能が生活を劇的に変える
- 質疑応答
- 金玉の袋をひねるビデオの話
- 次回予告
ネットの3大法則「第一印象」「探す」「中間がなくなる」
じゃね、将来は、どんな世界が来るのかっていうと僕が考える、岡田斗司夫のですね、コンピューターが普及している今現状のネットの世界の3大法則というのを僕は考えています。
ネットの第1法則は「第一印象至上主義」。つまり、人は最初に感じた印象とかですね、最初に感じた感情というのを維持しようとするんですね、なので、結果的に炎上が日常的に起こります。
つまり、何かを見てカッとしたら、自分がカッとしたことを肯定する情報ばかりを求めるようになるんですね。ヤマカンさんが自分の喋ったこと、僕と一緒に喋ったことが記事になって、そのタイトルが釣り気味だったことでみんなタイトルしか読まない。本文ちゃんと読めと怒ってるんですけども、それは無理なんですよ。
なんでかっていうと本文をちゃんと読んだら、タイトルでカッときた自分が否定されてしまって、心のなかで劣等感を感じてしまうんですね。ネット社会というのは、探せばどんな情報でもあるから、一番最初にカッときた自分を肯定してくれる情報ばかり人間というのは集めてしまう。
昔言われたネット社会というのは、同じような趣味の人間ばかりを集めてしまうといわれていたんですけども、それ以上のものなんです。自分の第一印象、この人はいい人で、この人ヤな人だ、こいつは味方だ、こいつは敵だ、特に敵だと思ったものに対してとことん肯定的な情報を集めるから仲間だから、韓国や中国が嫌いな人はひたすら韓国や中国が嫌いな情報ばかり集めていって、そして自分がネットを見ているから、マスゴミのテレビと新聞とかに載ってる情報に騙されないとみんな思っているんですけど、そうではない。
それはネットの第1法則の「第一印象至上主義」というのがあるからです。これは炎上が日常にあるからだというふうに思います。
ネットの第2法則、「考えるより探す」です。間違いたくないんですね。人間というのはプライドがありますから、なので何かを考えるより、その意見を探すようになる。何か事件があったら、考えるよりみんなの意見を探して、そのうちの一つを選ぶというふうになります。
夢や目標というのはこれまで見つけるものだったですけど、夢や目標というのも将来は、ネットの中にあるものから、これいいなと思ったものを選ぶようになるんですね。
僕やっぱり、ディズニーランドの特番とかディズニーランド好きなんですけど、ディズニーランドの番組とか嫌いなのは隠れミッキーとか言って、隠れミッキーがここにもって証明されることなんですけど、隠れミッキーではなくて隠してるわけですよね。
ちゃんとディズニーランド側の人が「はい、ここに隠してますよ。みなさん、隠れミッキー探してください」そんなね、できあいのものを探して何が面白いだって。「これ限定品ですよ、みなさん、買ってください。並んでください」ってそんなものを並んで、何が面白いんだって思うんですけど、こういう僕はもうネット以前の古い人間だからそう思うんであって、ネットのなかの文化圏に入れば入るだけ、オリジナリティというのは無視されて、そのなかで何を選ぶのか、何を選んで間違えなかったのか、あいつの意見に賛成したけど結局あいつは違うことがわかった。おまえ、恥かいたなと言われないように、予め正解を探す、調べるということにみんなが時間を使うようになる。ネットの世界の第2法則ですね。「考えるより探すようになる」
ネットの第3法則、これが一番重要なんですけど、「中間はなくなる」です。ニコ生でも、しょっちゅうそういうことを言ってるんですけど、たとえばAmazonが出てきたら、すべての本屋がつぶれるかっていったら、そうじゃないんですね。
大型の本屋だけ残って、もしくはすごくセンスがいい本屋、すごく立地条件がいい本屋だけが残って、中小の本屋がバタバタつぶれるんですね。ネットがどんどん出てきてユーチューバーとかが溢れていったら、芸能人がどんどん失業するとかですね、もしくは無料で文章を書く人がでてきたら、無料でマンガを投稿する人が出てきたら、マンガ家は全員失業するか芸人は全部失業するか小説家は全部失業するか、そんなことはないんですね。
超メジャーな人は生き残って、そしてそれまでそこそこ食えてた中間層の人がごっそりいなくなって、その代わり無料で人を笑わせたり無料でマンガを描いたりするボランティアが、もうホントに何百万と現れると。これがネットの第3法則「中間がなくなる」なんですね。
調理ロボットが普及するとですね、おそらく中間のレストランがなくなるんです。超有名なところは残ります。たいめいけんであるとかですね、そういえば美味しいかどうかは知りませんけどもですね、すきやばし次郎とかですね、そういう超有名なところは残るんですけども。
そういうところはレシピとかをロボットに教えたりして残るんですけども、それ以外の中小のレストランというのはばーっと潰れてしまって、結果的に調理ロボットいうのが各家庭に廉価版が1台ずつあるという世界になるんじゃないかなと思います。
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