年始からの下げをもう一度見せられるのかとゲンナリした方も多いだろう。
先月の日本株は為替の円高方向への推移が一服したこと、米国株が堅調だったことから上値は重いものの、年金や日銀などの国内勢の買いで外国人投資家の売りを吸収できていた。
輸出株から通信以外のデフェンシブ株まで幅広く売られ、特に日経平均の指数寄与度が高い銘柄に大きく下げるものが見られた。
年始から約5兆円売却した外国人が年度始からペースを上げて売却しているのであれば下値模索もあり得るし、雇用統計を境に米国株が調整に入れば日本株は2月に付けた年初来安値を意識する展開になろう。
3月に優待を設定している企業は3月28日までに保有しておけば株主優待を受け取ることができる。
最近、個人投資家の中でも信用売りを使って権利落ち時の株価下落を防いだり、権利落ち分を翌日に埋めそうだと予想し信用売りを用いず、裸(信用売りを用いず、購入単価をヘッジしない)で持ち越すなど攻め方は多彩だ。
私は3月いっぱいは相場が持つと考えていたので購入日を分散させながら日本紙、オリックス、リゾートトラスト等の中型以上の株を裸で持越し利益が出た が、小型株に関しては指数の上昇についていけず損失を出した銘柄もあるが、トータルでは配当金をカウントしなくても利益が出た。
5~6月にかけての配当金と株主優待の到着が楽しみだ。
単純にクロスをせず、相場観を活かしながら株主優待を取得するのも面白いと思う。
次回に続く
(Bコミ)
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