有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を再編集して毎週掲載いたします。自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。


==「自分の許容範囲を見極めてリスクを取ることが資産増加に必要」==
  (有料メルマガ第320回・2015/03/10配信号)


※注 2015年03月現在の内容ですので留意下さい。


【前略】


 私の家計は専業投資家として、賃貸不動産の家賃や、投資している株の配当収入や優待に生活費を依存する、生活設計モデルとなっています。去年からは私設年金が少しずつ入ってきます。

 株式投資の部門では、投資銘柄のうち、多くの部分を安定的で高い配当を出す銘柄や配当優待利回りが高い銘柄への資金配分が多くなっています。

 このような銘柄は軍事行動でいえば兵站部門に位置します。生活費が維持できなければ、株式投資に使っている資金を生活費にシフトせざるを得なくなります。

 このような自分の生活費を確保するための投資銘柄は、経済戦争における兵站銘柄だと考えています。このような兵站銘柄は、いま現在の生活費を確保することも目的としているので、株価が下がったり、横ばいを続けていてもホールドしたままで投資し続けるスタンスです。

 兵站銘柄としては、時価総額に比べ保有する金融資産や含み益の大きな賃貸不動産を大量に持っている、所有する資産から見て時価総額が安い銘柄のうちから、配当利回りや配当優待利回りが、その時の他の銘柄の利回りより高い銘柄を選ぶようにしています。

 つまり兵站銘柄は、その銘柄に投資した時すでに資産背景的に見て充分割安なところまで株価が下がっているので、投資を実行したわけです。そこから更に株価が下がっても、配当利回りの高さや資産背景を自分が投資し続ける気力の支えと考えて、じっと我慢をするわけです。

 景気にはサイクルがあり、景気がいずれ回復するなら、株価も戻るであろう。そんな中長期の時間軸でおこなう気長なスタンスの投資です。

 しかし、なんらかの株価上昇の触媒(=カタリスト)が発生し、株価上昇により配当や優待の数年分のインカム・ゲイン分の利益をキャピタル・ゲインで一気 に得られる状況となったときは、売却してインカム・ゲインではなくキャピタル・ゲインで利益を確定することも行ないます。

 このような株価急騰時には、キャピタル・ゲインを選ぶこともありますが、「現在の生活費を確保することも目的としている」高配当優待利回り株は、繰り返しになりますが基本的には中長期の時間軸で投資することになります。

【後略】


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


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 本日配信の有料メルマガでは、積極的に営業拠点の全国拡大を行っている内需企業で、低PER低PBRで自己資本比率が高く、配当性向20%を目指している、年に2回の株主優待がある企業を、研究銘柄として掲載しています。

 また、コラムでは、「業績を伸ばしているのに、需給で株価が下げて配当利回りや配当優待利回りが3%よりも高くなる銘柄が本当に増えました。もし消費税 の10%への増税が延期されるなら日本株に投資する資金が増えてくる可能性も充分に考えられます。」と題し、権利落ち後の状況を見極めながら、成果が上げ られると期待できる投資戦略を提案しています。

 さらに、消費税増税の政治判断前までの短期間で、投資対象として有力な銘柄を3つ取り上げています。

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