今週の日経平均株価は前週末比で約2.3%の下落。
米国株は2Qの決算発表が無難に通過したが、週末に雇用統計を控えていることから様子見ムードが強く、狭いレンジで推移した。
日本株は週末にかけて為替の円高方向への推移が一服。
先週末の日銀政策決定会合で発表されたETFの買入れ増額分が週末にかけて執行されたことを受け、買戻し等により若干落ち着きを取り戻して週の取引を終えた。
筆者は前回のメルマガで日銀ETFの買入れが一回あたり350億円から700億円に増額すると予想していた。
木曜日のオペレーションから倍額の707億円のオペレーションが確認できたことでETF買入れによる相場の下支え効果は一層強まろう。
仮に日銀が700億円を一週間、5日連続で買い入れると3500億円の買い需要となる。下げ相場では個人投資家は逆張り買いをする傾向が強く、個人投資家が1500億円買えば日銀と合わせて5000億円。
今年、外国人投資家が5000億円以上売り越した週は3週しかないため、ほぼ外国人投資家の売りを吸収できる計算になる。
日銀の追加緩和による為替との乖離、下げ相場での下値抵抗感を頭に入れて相場に臨むべきだ。
(Bコミ)
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