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 今の日本は資源輸入を筆頭に、製造物や食料など、ありとあらゆるものを海外の様々な国を相手として大量に輸出入しています。既に海外との取引抜きに日本 人が生きていくことなど出来ません。誤魔化した数字で食料自給率を云々するなど・・・江戸時代の食生活に戻れという事でしょうか?
 国際取引での戦略性も何も感じない、何とも間抜けなオラガ農水省(オラガ族議員)の議論です。


 また、これほど海外との交流や結びつきが強くなっているのに、芸能界に限らず未だにハーフやクオーターがちょっと特殊な人々として取り上げられているのも日本くらいではないでしょうか?
 世界を見渡せば混血が当たり前の国は山ほどあります。我々日本人は白人、または黒人などと・・・十羽一絡げの言い方をしますが、彼らの過去の民族移動の歴史を振り返れば国をまたいだ混血だらけでもあります。


 超単一民族の日本人には分かり辛いのか、金融取引などでは例えば欧州には戦争により国土が拡大したり消滅したりと言った歴史からも分散投資のDNAが刻み込まれているのではないか?無意識のうちに分散投資をしているのではないか?と考えています。

 日本の場合には第二次世界大戦により米国に一時的に植民地化されたものの、間も無く国家再建の道に進む幸運に恵まれ、つまり1,000年以上に渡り単一 民族としての生活を維持できた稀な民族だったのでしょう。それ故、分散投資のDNAが育たないままに今に至っていることが投資に於いても銀行預金や国内投 資に偏りがちな行動となって表れているのではないかと推察しています。


 また、戦後には円ドル360円だったものが国の復興とともに徐々に円高となり、20世紀後半からの約50年間は幾度海外投資(米ドルへの投資)をしても 円高によって円資産が目減りしてしまう経験をしてきました。つまり下手に外貨を持たずに(成長国通貨であった)円を持っているのが最良だった訳です。

 この大きな区切りとなった戦後の経験からか?今に至っても一般的な日本人の海外資産は数%しか無く、地球規模で見ればかなり歪な資産構成になっているとも言えます。


 世界を股にかける日本人の活躍を踏まえれば、個人はもっと沢山の海外資産を持っていても良いはずではないかと。しかも国内は成長の芽が少なくなっている のですから、滞留している日本資産の有効活用のためにも尚更海外の成長国への投資を増やさねば勿体ない時期が来ていると感じます。

 ひょっとしたら、今年が100円を割った最後の年になるのではないかと考えている次第です。将来に渡ってゼロ成長が予感されるこの国で、果たして異次元緩和策を止められる方法などあるのか?


 余談ですが・・・、築地市場の豊洲移転問題が酷い状況です。最大自治体の腐敗の一端が露わになりました。盛り土問題に限らず主要施設建設における極端な 落札率など、都(行政担当官)が不正入札を主導したとしか考えられない事例が相次いで発覚しています。これらの不正を与党主要議員は承知していたはずで す。それこそ東京オリンピックに関しては予算規模が遥かに大きい為もっと酷い状況になっていることでしょう。

 10兆円を超える巨大利権の分け前に預かるため都民に対して平然と嘘をつき、そして責任の所在を不明瞭にすることで如何なる不公正行為をしても誰も責任 を取らされない仕組みとしていますから究明は大変です。予算規模が大きいほど腐敗が蔓延し易いという典型的な実例であり、腐った実態は掘れば幾らでも出て きそうです。
 都民の為では無く自分たち都職員の利便性向上や天下りのための予算措置なども無数にあります。小池都知事にはもっともっと掘り起こして頂きたいと思っています。

 巨額な行政予算(利権)故に無駄や腐敗があっても誰も口出しを出来ずに居たものが、小池都知事の登場で、その金に群がっていたゴキブリ連中も、巨額予算に胡坐をかいていた大半の都議会議員や役所職員の誰もが慌てていることと想像できます。


 地方財政・行政が浄化されれば、その神輿に乗った国政も浄化されます。
 小池都知事及び倫理観ある都職員の皆さん、頑張ってください!


(街のコンサルタント)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)