松井証券、流石です!
先週の日経新聞12面の全面広告を使い、旧来型の投資信託販売の問題点を簡潔明瞭に暴いていました。このメルマガでも以前から何度も書いておりましたが、小職のメルマガなどより遥かに破壊力があります(笑)。
ついでに同広告のなかで、一度資金を預かってしまえば(手間無く)毎年2%を稼げるファンドラップの問題点も指摘していますが、大手では有名俳優を起用し「○○のファンドラップ」などと莫大な広告宣伝費を注ぎ込んでいますね。こんなものに預けていたら、折角の将来収益が大手金融に移転するだけです。注意しましょう。
ところで、対面型証券会社には10年問題という話があります。
あと10年もすれば今の対面顧客の主流を形成している投資家層が高齢になり、顧客が居なくなるという問題ですが、その頃の証券会社や銀行窓販はどうなっているのでしょう?太古の恐竜のように絶滅していくのか?
当初ネット専業への転換は社内の重鎮から猛反対されたそうですが、その後のオンライン証券各社の勃興へと繋がり、マーケット拡大と事業の拡大に成功しました。既得権を手放せず改革できなければ国も企業も滅びます。松井社長はリスクを恐れず変化を取り入れていける数少ない優秀な経営者です。
さて、今年の地方選挙は面白くなりそうです。
千代田区長選(2月5日投開票)では小池氏が推す現職の石川雅巳氏と自民党東京都連が推す与謝野信氏とのバトルになっています。
小池氏vs内田氏の代理戦争と言われていますが、流石に石川氏の5選は多いと感じる一方、与謝野氏の政治能力も未知数です。
リーマンショック時に「日本はハチに刺された程度」と軽口を叩いてその後の混乱を招いた(分析能力が低い)元財務大臣の甥というと不安ですが、甥と言えば別人格ですし世襲と言う訳でもないし、真面な経歴を持った方ですので中々手強い候補と思います。何故にこんな対決になったのか不明ですが・・・。
千代田区ほどの大型の自治体では誰が首長をやっても1期くらいでは何の変化も無いでしょうから、今回は今後の政治改革を促す意味でも石川氏(小池氏側)が勝った方が面白いかな?・・・などと勝手に楽しんでいます(^^)
それにしても東京の区長選がこれほどクローズアップされたのは初めてですね。区長選がメディアで話題になるなんて・・・。視聴率競争や販売部数競争のお蔭ですが、マヌケな歴代都知事、石原元都知事や猪瀬元都知事、桝添前都知事の功績でもあります(笑)
どちらが勝っても夏の都議選までメディア・ネタになり続けて欲しいです。
都議会(大型痴呆議会)がどれほど腐っているのか?自民党都連に担がれた国会議員がどれほど痴呆議会や行政と癒着しているのか?・・・等々のニュースが広まって欲しい(^^)
自民党(与党)にとっては小池氏が暴れれば暴れるほど、今までのような地方議会と癒着した日和見政治は続け辛いはずで、国内GDPの20%を握る大型地方議会の浄化により国政に好影響を与えるものになることを期待しています。まずは都議会を牛耳っている大物都議らを問答無用で落選させましょう。
何せ今まで都民のためには何もしてこなかったのですから。改革への一里塚です。日本の将来のためにも。
(街のコンサルタント)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)