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 上場企業がおよそ3700、REITやETFまであわせて4000もの銘柄が皆さんの投資対象になっている中で効率良く運用するために日夜、考え抜いておられるある個人投資家のお話を先週末にお聞きしました。

 要するに何らかの発表があってストップ高を演じた銘柄のその後の調整場面で投資して儲けようというものでした。投資手法にはいろいろあって当然で否定はしませんが、果たしてこのやり方で成果が生まれるのか疑問を感じた次第ですが、情熱的に語られるご本人の前では言いにくかったので、お聞きした際に、3か月、半年先にトラッキングレコードを示して下さいと申し述べました。

 確かに皆さんも思い当たる節があるかも知れませんがストップ高銘柄は日常の株式相場で起きています。そうしたストップ高銘柄に的を絞れば銘柄の選定に悩むことはない。ごもっともな話ではあります。そこに焦点を当てその後の調整場面を活用してリスクマネーを投じるというものだそうです。


 私はこの手法にはどこかに問題点が潜んでいるのではと思うのですが、皆さんはどう思われますか。


 直近のストップ高銘柄では情熱投資家、相川伸夫氏が注目するLCホールディングス(8938)が挙げられます。相川氏はストップ高に至ること1カ月余り前のメルマガにてこの銘柄を取り上げていましたが、5月15日に今期業績の急拡大見通し(前期経常利益5.9億円⇒今期経常利益15億円)を発表したことで5月16日、5月17日と2日間のストップ高を演じました。
 2日目の5月17日は一時はストップ高で終わるかと思われましたが、その後は利益確定売りに押され乱高下の動きが見られました。

 2日目のストップ高は1374円、その後一旦は1149円まで下振れしましたが、その安値がついた直後に1400円の高値までつきました。

 先週末の終値は1256円(安値は1229円)。今期予想EPSは179.86円ですのでPERは7倍にしか過ぎません。900円前後で投資した多くの投資家の利益確定売りはなおも続くのかも知れませんが、このポジティブな業績見通しから下値は限定的と見られます。
 しかも同社が24日に打ち出した中期計画を読めば、今期の業績計画がまず保守的である点と来期以降の数値目標を掲げていないが、かなり変化を伴う可能性が示唆されていることなどから投資家には新たな期待を抱かせます。特に今期の業績見通しにはダヴィンチの関係で現在取り組んでいる医療等ヘルスケア施設については予想に含めていないことが明示されています。

 また、5月22日のリリースでは連結子会社による取引一任代理等の認可取得が公表され、将来のJ-REIT上場が近づいていることが伺えます。


 最初に登場した個人投資家の投資対象に同社株が含まれているかどうかは定かではありませんが、ストップ高で利益確定売りした投資家もびっくりするような株価変動がどこかのタイミングでは待っているような予感がします。


なお、この点を私の有料メルマガでは触れたいと思っております。
 http://www.honohfm.com/


(炎)


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