このところ中小型銘柄が元気だというのは皆様もお気づきだと思います。
11月9日につけた2万3382円という高値をつけてから日経平均は16日の安値2万1972円まで急落。
その後は円高基調となった為替相場を背景にやや膠着状態となってきたことを背景に再び相場の潮流は中小型銘柄に戻ってしまった感があります。
私の有料メルマガでも取り上げたネットマーケティング(6175)が新規事業参入で人気化しているほか、今や人気銘柄となったクロスフォー(7810)、ズーム(6694)など中小型銘柄が私が注目していると言わなくても独り歩きの状態で株価の上昇が顕著になってきました。
皆さんはすでにお気づきだと思いますが、これらの多くは今年のIPO銘柄です。
11月11日のセミナーではLIXILビバのような大型IPO銘柄もお話ししましたが、これとて人気化し始めています。
なぜIPO銘柄が好まれるのかと言うと需給が良くて値動き、つまり足が速いからだという視点があるからだと言えます。
ただ、全部が全部こうした値動きにはなっていませんので、多くの投資家の皆さんは次に来そうなIPO銘柄に先回りして釣り糸を垂れる感覚で投資して待っておられるのかも知れません。
やはりポイントは業績と今後の成長性、成長のストーリー性が必要になります。株価の上昇には当然、成長性やテーマ性などを確認しながら投資して頂く必要があります。
一方では買われ過ぎてしまい高値づかみで対処方法に困っておられる方も多く、こうした投資家は忍耐強く出番を待つかあきらめて動きの軽い銘柄に乗り換える作業をしないとなりませんが、編集部にメールを頂ければ何らかの回答を誌上でさせて頂くかも知れません。
足の速い銘柄を求めて多くの投資家はリスクマネーを投じることになるのですが、くれぐれも高値掴みにはご用心。
相場は山のふもとから眺めの良い頂きまでいろいろな局面を経て続きます。
登れば下りも待っているのが相場。あまり有頂天にならず時には冷静に眺めていきたいものです。
(炎)
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