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自分で考える技術
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自分で考える技術

2017-12-01 18:07


     マネーライフプランニングの梶原真由美です。

     ここ数日話題になっているこのニュースをみなさんご存知でしょうか?

    女性議員が議会に子連れ出席求め 開会遅れる 熊本市議
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171122/k10011232091000.html
    (NHK NEWS WEB)

    本文引用

    『22日開会した熊本市の定例市議会で、女性議員が生後7か月の長男と一緒に出席しようとし、対応を話し合うため開会が40分遅れました。
    議員は「子どもと一緒に議会に参加して発言できる仕組みを整えるよう主張したかった」と話しています。』


    引用終


     このニュースについてSNS等で賛否両論の議論が起きており、私もこの数日でいくつもの意見を見てきました。

     そんな中で「わたしの意見」はどちらなんだろう?
    と、ふと考えたのですが、人の意見を見てはモヤモヤしてしまってなかなか自分の考えが出てきませんでした。


    ■なぜ、私は自分の意見が生まれなかったのか?


     きっとこの問題の本質は「議会に子連れで出席したこと」ではなく
    「なぜ議会に子連れで出席したのか?」の深層にあってそれまでの経緯がわからないと「わたしの意見」も出なかったのだと理解しました。

     そんな中でその経緯を語らず(知らず)「事実」だけで批判や賛同をする、そんな人たちを見てモヤモヤしていたのだと思いました。


    ■自分の頭で考えることはイマジネーションだ


     山本真司さんの著書「40歳からの仕事術」(新潮新書)を先日読んだのですが、そこではこう書かれていました。


    ”自分の頭で考えることはイマジネーション(想像力)だ。
    判断基準は「自分の目」。
    「他人の目」を判断基準にしてはならない。

    「左脳」で考えるな。言葉や論理は伝達の手段に過ぎない。
    イメージを描くキャンパスは「右脳」だ。”


     この話を思い出しました。


     この女性議員はある日突然思い立って「子育て世代の代表として主張するために」短絡的な思考で子連れで議会に出席したのだろうか?

     違うんじゃないかな?
     もしかしてこの行動に出るまでに様々な経緯があって悩んで悩んで、そして今回の行動に出たんじゃないだろうか?

     私はこう考えたんですね。
     だから、その検証をせずして彼女の行動が正しかったのか否かの判断は出来ないなと感じていたんだと気がついた訳です。


    ■自分で考えるには「事実」と「意見」を区別する


     すでにネット上には色々な方の意見が出ていて読めば読むほど、思考がまとまらなくなるんですよね。

     このニュースに限らず全てに言えることですが自分の頭で考えるには「事実」と「意見」を区別し「事実」だけに耳を傾ける事が必要です。

     そういう意味では現代はWEBニュースやSNS等、情報過多で情報洪水の中から「事実」を抜粋していく作業の難易度が高まっているのだと感じます。

     ノイズ(意見)が多すぎて思考の邪魔になっているのですね。


    ■株式選定にも役立つかも?「考える」技術


     正しい思考のプロセスは

    事実を抜粋し集めて、想像し仮説を立てる。
    次に仮説を検証する。

     これが出来れば

    ノイズに惑わされることなく自分の思考の結果、納得出来る選択をする事が出来る様になるのだと思います。

     ニュースを見る際には
    いつ(When)、どこで(Where)、だれが(Who)、なにを(What)、なぜ(Why)、どのように(How)の視点で事実だけを抜き出す習慣を身に付けてみようと思いました。

     同時にメディアは私たちが立てる仮説を想像(イマジネーション)して事実を補足するような情報提供をしてくれると良いなぁと思います。


    (梶原)


    プロフィール:梶原 真由美(かじはら まゆみ)
     ファイナンシャルプランナー。株式会社マネーライフプランニング所属。
     1976年千葉県生まれ。40歳で出産、12歳年下の夫と長女の3人家族。
     26歳の時にスノーボード追突事故で両足骨折する。賠償金で大金を受け取
     るも、当時お金に関する知識が皆無だった為、安易にFXなどに手を出し、
     あっという間に使い果たす。
     他の人には同じ失敗をしてほしくないとの想いで30歳の時にお金のアドバイザーであるFPへ転身。


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    (情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

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