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有事の懸念が高まりつつある中で今月はIPOのラッシュ。
7日から26日の期間に23銘柄が登場してくる予定で、公開株を手にした投資家の皆さんはそこに関心が向かうものと思います。
特に13日のSGホールディングス(9143)は皆さんご存知の佐川急便でいわゆる大物になります。
これで凄い成果が上がるには企業の成長が必要なのは言うまでもありませんが、一般的には関心を呼びそうです。
(筆者は中・小型株に関心があります)
本日出席したイーグランド(3294)の江口社長に12日に東証1部上場予定のカチタス(8919・旧やすらぎ)という同じ中古住宅再生事業ということで聞いてみましたが、確かに業種的に類似はしていますが、ニトリに出資を仰いで再上場に至ったカチタスは戸建て住宅のリフォームがメインであるとの回答。
割安感の強かったイーグランドの株価はこのところ堅調な値動きで、本日は1223円となりPERは10.6倍となってきてようやく評価が高まって参りました。
カチタスも大型銘柄ではありますので株価は重いのかも知れません。
このため先日のLIXILビバ(3564)のように上場後の調整場面に関心を寄せることにしたいと思います。
また、11月15日にIPOした同じ住宅関連で地味な印象があるプレカット部材製造のCSランバー(7808)は相変わらずの調整局面。初値後の高値から下落トレンドが続いていますが11月決算にやや不安感があるのかも知れません。
下落が続くとどこまで売りが出るのかと疑心暗鬼になりがちです。小口の売りに引けにかけ売られた状況から、株価の位置はPERが10倍台になってもなお不安感から売り込まれるという悪循環が見られますが、こういう局面では忍耐が求められます。
筆者は現在同社にいくつかの質問を投げています。その回答は改めて皆様にご披露したいと思います。
CSランバーはもたついていますが12月IPO相場の前哨戦となった11月21日のサインポスト(3996・M)は公開価格に対して初値は3.87倍、28日の幸和製作所(7807・JQ)は同じく2.26倍、トレードワークス(3997・JQ)は同じく6.2倍と人気を集めました。
その後の株価はサインポストがさらに高値まで78%上昇。幸和製作所も同じく高値まで60%の上昇となるなど堅調。
さすがにトレードワークスははやくも初値から調整していますが投資家の関心が高いようです。
前哨戦となった11月のIPOを経ていよいよ12月IPO相場を迎えますが皆様のご関心はいかがでしょうか。
(炎)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)