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カブテクの投資日記&炎のファンドマネージャー
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カブテクの投資日記&炎のファンドマネージャー

2018-02-27 19:15


     本日よりセンセーショナルにスタート!!

    炎)私、炎のファンドマネージャーと長年交流を持つ孤高の投資家「カブテク」が放つ株のテクニカルコメント。前号において予告させて頂きました皆様待望の「カブテクの投資日記」を今号よりスタートさせて頂きます。
     変動の激しい株式相場の世界と個別の中小型銘柄の捉え方を独自の目線でコメントさせて頂きますので宜しくお願いします。

    カ)炎さんいよいよ開始ですね。これからよろしくお願いします。

    炎)こちらこそ宜しくお願いします。
     読者の皆様にユニークな視点でコメント頂きましたら幸いです。

    カ)株式相場や個別銘柄について僕の独自の目線で日記風にこれまでまとめてきましたが、そのエッセンスをまずはご披露したいと思います。
     2月18日(第15号)から2月24日(第18号)までの日記を炎さんにお送りしておきましたので、宜しくお願いします。
     なお、個別銘柄については過去のコメントに→追加コメントしておきましたので宜しく・・。


    炎)承知しました。お送り頂いた日記のうち今回は2月18日に取り上げて頂いた銘柄について皆さんにご披露しておきます。
     それ以降については次号で取り上げることに致します。

     今回、皆さんに銘柄を知って頂くために私も⇒炎:でコメントを入れておきましたので宜しくお願いします。
     読者の皆様には数多くの銘柄掲載で戸惑いもあるかも知れませんが、大いに参考にして頂きましたら幸いです。


    【カブテクの投資日記&炎のFMコメント】

    *本コンテンツは一部有料メルマガにて先行配信させて頂いている点を予めご了解ください。

    2018年2月24日 第18号

     相場は懐疑の中で確かに育っている確信が強まった。
     2/14日の日中取引の日経平均が終了した後の夜間、即ち2/15の早朝に相場は底をつけたと判断すると過去の日記(第13号)に書いた。
     確かに15日から3日間連続で日経平均は上昇したが、その後はNY市場の動向の影響を受けながら日経平均は不安定な動きを繰り返した。
     2/21の第17号では、相場に対して強気の姿勢で臨んで、このバーゲンセール期間中に株式を仕込まないでいつ仕込むのだとした。

     しかし、第17号を配信した直後に、FOMC議事録が公表され、米国10年債は急上昇してNYダウが大きく下げ、そのあおりを受けて日経平均先物も急落し、22日には5日移動平均線を再び割った。

     再び市場に不安心理が広がり、日経平均先物はさらに下落した。
     2/14の安値を割り込み、調整が長引くかもしれない最悪のシナリオも覚悟しなければならないとも読み取れるようなチャートとなった。

     日経VIX指数は、22.96まで低下していたが再び25.01まで上昇し嫌な雰囲気に市場は包まれた。

     米国VIX指数も19台から20台へ少しだが高くなっていた。

     「相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち・・・・」本当に懐疑の中で育っているのだろうか?

     市場ニュースや市場関係者からは強気の発言がまだ見られない。
     僕だけが強気なのだろうか?

     ただ、NYダウに左右される日経平均と個別株は全く違った動きを見せていた。特にJASDAQ市場銘柄は、しっかりしていた。マザーズ銘柄もそんなに悪くない。

     22日、米国では長期金利の低下を好感した買いが入り、ダウ平均は一時300ドルを超える上昇となったが、終盤にかけては伸び悩み、ナスダック総合は下落で終えた。ダウ平均は伸び悩んだとは言え164ドル高と3桁の上昇で終えた。
     ただ、ドル円は金利低下を受けてドルが売られ、再び107円を割り、106円70銭近辺まで円高となった。NYダウの上昇を好感して23日の日経平均も下げ止まりしっかりした動きになり、後場に上げ足を強め一段高となり、ほぼ高値引けとなった。

     日経平均先物も高値引けで、5日移動平均線に下から接触した形で終了した。
     午後4:30から始まる日経平均先物の夜間取引で5日移動平均線を明確に抜けるのではないかと期待が高まった。CMEダウ先物が高くなっていることもあってか日経平均先物は5日移動平均線を抜いて高く始まったが、売り物に押され気味で5日線を割る動きもあったが、NY市場が始まるとNYダウの上昇を受けて、再び日経平均先物が上昇した。

     NYダウは+347ドル高と大幅に上昇し、高値引けとなり、日経平均先物も高値引けとなった。日経平均先物は、下髭を付けて5日移動平均線を抜き陽線で引けた。来週以降の上昇を予感させるチャートとなった。
     直近の高値22,170円を終値で抜けると、2番底を確認したことになり、上昇トレンドが明確になる。米国VIX指数も16.49まで急速に下がり、通常レベルに落ち着きはじめた。相場に安心感を与えるものである。

     チャートから見る限り、相場は懐疑の中で確かに育っている確信が強まった。

     恐らく、数か月後には、後で振り返って、あの時株を買っておけば良かったというようになるのではないだろうか。

     日経平均の下げを横目に今まで取り上げた個別銘柄の多くは反発して上昇している。来週以降は期待が膨らむ中で、ここ数回で取り上げたチャートをチェックしてみることにする。

     それぞれ出したコメントはそのまま残し、→に新たにコメントを追加してみた。


    【2/18第15号で取り上げた23銘柄のフォローコメント】

    2884 ヨシムラフーズ

     株式分割して1,745円と買いやすくなった。長期投資の成長株である。
     先週はまだ戻しに入っていないので、買い場であるMACDもゴールデンクロス直前である。2月決算なので、4月中旬頃に決算発表が出てくるので、決算発表前は注意した方が良い。

    →19日に上昇したが、25日線で跳ね返されて、5日線も割って調整が続いている。出遅れ銘柄として買っても良い水準でないかと思う。
     5日移動平均線を抜けた所で買うのが良い。既に保有している場合は、このまま調整が終了するのを待つのが良いだろう。


    ⇒炎:M&A型の事業モデルで上場時の穏健な姿は一変してしまいました。
     成長意欲旺盛で業績の拡大が不可欠な銘柄となっています。
     1月末に5分割を実施し希薄化が進展。時価1725円、時価総額は377億円の水準となっています。


    2930 北の達人

     昨年の上昇率NO1の銘柄。3Qの対前年同期比は2.6倍となっていて株価は急上昇したが、今回調整で安くなった。買い場である。
     人気株であるので、戻すのも早い。業績が良くても人気株でないとなかなか上がらない場合がある。その点、北の達人は確かに人気株である。株式分割後の770円は買いやすい。ただし、同社も2月決算なのでその点は注意。

    →19日に上昇したが、25日線で跳ね返されて、5日線も割って調整が続いている。出遅れ銘柄として買っても良い水準でないかと思う。
     5日移動平均線を抜けた所で買うのが良い。既に保有している場合は、このまま調整が終了するのを待つのが良いだろう。


    ⇒炎:カイテキオリゴの急拡大で確かに急激な業績の向上が見られますが、余りの速い変化についていけない投資家が多いのかも知れません。既に時価総額が1000億円に接近し、いくら好業績とは言え業績水準からはやや乖離してしまった感があります。


    3135 マーケットエンタープライズ 777円

     毎期売り上げは増やしているが、先行投資のため、利益成長までまだ時間がかかるのか。ただし14日発表となった上期の営業利益は500万円の黒字転換し、予想より良かった。ベンチャー投資感覚である。

    →調整が長引いている。残念ながら決算にも反応がなく、反発力が弱く、当面辛抱しなければならない状態が続いている。


    ⇒炎:リユース関連銘柄、買取王国やリネットジャパン(3556)と同様のビジネスですが、同社は先行投資期にあって売上が伸びても利益は抑制されており投資家も今しばらくは我慢が必要です。似たような名前のネットマーケティング(6175)あたりにフォローの対象を変えてみてはいかがでしょうか。


    3181 買取王国 690円

     15日のコメント:15日の決算発表で18年2月期3Qの経常利益が1億800万円(前年同期は、2,500万円の赤字)に黒転して、通期計画を若干上回った。しかし株は叩き売られたので、底値圏にあると考える。

    →ようやく底値圏から脱しつつある。25日線を抜ければ、上昇トレンドに転換すると考える。


    ⇒炎:2013年の上場時経常利益4.7億円から0.3億円まで凋落した後の頭重い株価展開の中です。既存店の4か月連続前年割れが依然としてネガティブ要因。多少有利子負債が多いもののベテランの経営者に率いられた同社の時価総額12億円台には別の視点で魅力を感じる。
     (先週末株価716円)


    3186 ネクステージ 1,048円

     15日のコメント:この調整相場でも割としっかりしていた。5日線の上に出て、ストキャステックもゴールデンクロスしており、直前の高値1,138円を抜き、上昇街道を進みそうな感じがする。調査機関も格上げして、1,200円を目標株価としている。倍返しの理論だと1,300円程度まで上昇する可能性がある。

    →相場全体の下げへの抵抗力も強くなっている。近いうちに新高値抜けが期待される。


    ⇒炎:2013年7月にIPO。名古屋を拠点にした中古車販売大手。
     2014年11月期から2017年11月期まで経常利益は5.9億円→13.4億円→20.9億円→33億円と順調に拡大。今期も37億円を見込むなど成長指向。
     前期売上高1189億円、今期売上計画1350億円、2025年の年商を5000億円、2030年1兆円を目標に全国展開を推進。
     昨秋の150万株公募+39万株第三者割当増資(発行価格2600円)で49億円を調達。12月の3分割で発行済株式数は6797万株に膨らみ希薄化が進展。
     時価1077円で時価総額は732億円の水準。PERは29倍台。
     有利子負債を成長の原資としており、現状の経常利益計画37億円に対しては割高感があるものの、今後の成長性を踏まえると中長期的には1000億円規模の時価総額も想定可能。
     東証1部銘柄で事業規模からも既に機関投資家が好む銘柄となってきたように感じられます。
     因みに比較企業としてはIDOM(7599・旧ガリバー)があり、今期予想売上高2600億円、同経常利益49億円で時価総額727億円の水準となっています。


    3267 フィル・カンパニー 7,940円

     空中店舗の企画・開発で話題性に事欠かない銘柄で、この暴落時にも株価はしっかりしていた。株価は高く買いにくいが100株は持っていたい株である。好業績であるので、直近の高値9,000円を抜いてくるのではないか。人気株の一つだと思う。

    →下げなくなっている。上昇トレンドに変化はない。直近の高値を抜けて1万円台に乗せてくる可能性が高い。


    ⇒炎:2016年11月マザーズ市場にIPO。公開価格1310円に対して初値は4000円、IPO後の1年間は動きがなく2000円前後で推移してきたが、昨年11月に日本郵政やいちごに対して34万株の第三者割当増資(発行価格1837円)を実施して成長資金を得たことを契機に株価は上昇を開始。既に時価総額は496億円となり今期の経常利益5億円に対してプレミアムがついている状態となっており、今後の成長を先取りした格好です。時価9170円、カブテクさんの取り上げた時期から15%の上昇となっています。


    3452 ビーロット 2,499円

     14日にサプライズ決算を発表しており、東証1部に市場変更した。PERも13倍と買いやすい水準だ。チャートからは反転モードが漂っている。買い場だろう。

    →順調に株価は上昇している。移動平均線の上に出てきているので、いずれ直近の高値を抜いてくる可能性が高い。


    ⇒炎:2014年12月マザーズIPO。不動産投資開発を主力事業として業績を拡大してきたが、IPO後の約1年間は株価低迷。2015年4月の3分割に続き2015年7月から8月にかけ公募36万株、第三者割当増資3.81万株(発行価格2697円)で10億円の資金を調達し先行投資を続けてきた結果、前期の経常利益が約20億円(2014年12月期3億円)に急増。今期も小幅ながら増収増益を見込む。
     昨年11月28日に前期の経常利益を1175百万円から1896百万円に上方修正していたので前期の業績は実際にはサプライズ決算とは言いにくいが、振れやすい不動産事業にしては計画線を若干でも上回る着地で終えた点で評価できます。
     今期も期初計画が堅めなのかどうかは不明ですが、同社の体質と事業内容が結果としての業績に表れているとも言えます。
     1月に2分割を実施したことで発行済み株式数が802万株(自己株32万株)となり希薄化してきましたが、2月2日には東証1部に昇格。
     カブテクさんのコメント時より時価2778円は11%上昇。
     時価総額は214億円、PERでは15倍の水準となってきました。


    3469 デュアルタップ 1,352円

     超好業績と株チャートからして上値抜きの期待ができる。まだ買い場であろう。

    →順調に株価を戻したが、ここ3日間は、少し押し目を作っている。上昇トレンドに変化はないので新高値に挑戦してくるだろう。

    ⇒炎:2016年7月JASDAQにIPOした投資用マンション販売会社。
     公開価格1110円に対し初値は2520円。IPO後3,4か月は株価低迷状態、その後も昨年10月まで2000円前後で推移。
     株高が顕著になってきたのは昨年末あたりから。3分割の発表で1月22日には分割前高値4770円(3分割落ち換算1590円)をつける。2月6日付で3分割。2月9日には中間決算で経常利益536百万円を発表したが、通期の経常利益388百万円は据え置いた。
     どう見ても上方修正の可能性が高い。
     時価1315円で時価総額は3分割で発行済み株式数が339万株に膨らんだことで46億円の水準。不動産系の評価は一般的に低いため、ほぼ妥当な水準と言える。
     ただ、来期以降の成長を想定するとなおも評価の余地がありそう。


    3484 テンポイノベーション 1,332円

     株価チャート、その他テクニカル指数は底を示しており、買い安心感のある買い場であろう。25日線の1,516円あたりが上値抵抗となるかもしれない。

    →25日線の下にある75日線を抜けずに再び調整に入った。もう少し日柄調整が必要かもしれない。


    ⇒炎:3分割で希薄化が進展。
     今期の予想経常利益4億円に対して時価総額110億円の水準はやや割高に映る。


    3655 ブレインパッド 2,394円

     第15号でも取り上げたが、上昇トレンドが明確に。直近高値抜けして大きく上昇トレンドに突入していく予感強い。積極的に買って良い銘柄だろう。

    →新高値をつけて上昇トレンドに入っている。ホールド継続が良いと考える。


    ⇒炎:AI、IoT、データマイニングなどテーマを抱えての事業展開。
     平成31年の売上50億円、経常利益7億円の中期計画を持つ。
     発行済み株式数676万株に対して時価2423円で時価総額は164億円に達しており、やや過熱気味の展開となっています。
     特に1月25日の出来高は871万株に膨らみ、発行済み株式数を超えた格好でその後も2月13日の出来高が444万株となるなど異常とも言える商いが続いている点で留意が必要。
     2月13日から先週末までの出来高は2258万株に膨張。キャッチボールでもしているような展開が見られます。
     積極的に買うには今後の成長性を確認しないとなりません。
     気をつけて下さいね、カブテクさん。


    3679 じげん 1,046円

     好業績銘柄、3Qの経常は、既に通期予算に対して128%の進捗率で予算をクリアしている。チャート的には75日線に下を支えられて、5日線も抜けた。MACDもゴールデンクロス近い。

    →予想通り急速に大きく上昇し、新高値をつけた。MACDもゴールデンクロスした。これからさらに上を目指して上昇して行く可能性が高い。

    ⇒炎:確かに好業績には違いない。既に16四半期連続の増益を達成し順風満帆の状態。これからも業績は拡大し多くの外国人投資家に貢献するだろう。ただ、ここまで希薄化が進展するといずれは株価の上値が重くなってくるに違いない。既に時価総額は1326億円に膨らんでいます。
     予想EPS18円に対して株価は1195円。PERは66倍。
     それにしても売上高経常利益率が33%は情報サイト事業を展開するのは良いが高過ぎる感がしないでもない。高利益率の背景を確認してみたい。


    3697 SHIFT 4,255円


     好業績を発表していたが、15日に大きく上昇。問題なく新高値を狙うだろう。積極的に買いたい銘柄である。

    →相場全体の下げと共に一度は下げたが、それをバネにして大きく反発、上昇している。新高値を付けたので、さらなる上昇が期待される。

    ⇒炎:昨年後半に行われた説明会以降、継続的な株価上昇が続いています。
     私はIPO前に同社の創業社長である丹下社長と面談。確かアクセンチュアの出身だったかと思いますがとてもクレバーな方です。そうした点もあって2014年の上場時から注目してきました。
     既に時価総額は715億円と言う水準である点は利益の成長性で理屈が成り立つものと考えられます。


    3921 ネオジャパン 1,558円

     好業績銘柄、東証1部に昇格したばかり。大きく反発する前の買いチャンスだろう。

    →3日間上昇し、2日間調整している。相場の反発とともに直近高値を抜けて来るのではないだろうか。


    ⇒炎:2016年の株価低迷時に一度決算説明会に出たことがあるが、その時の低評価から3回の株式分割を経てようやく評価が高まってきたところ。
     但しシステムパッケージソフトへの夢と希望が持てるかというと多少、心許ない感じがします。既に時価総額は252億円と言う水準。
     高収益で無借金経営という点が最大の評価ポイントなのだが、果たしてどこまで人気を継続できるか・・。


    3939 カナミックネットワーク 4,005円

     1Qは、営業利益が71.1%増、立会外分売を発表しており、東証1部昇格を予定している。大きく株価は下げ、15日は小さい陽線で引けた。RSIは20%割れで大底と判断する。当然買い場だろう。

    →19日に買った人は翌日から4日間上昇しているので、含み益を享受出来ていることになる。MACDもゴールデンクロスしたばかり。25日線抜けで新高値にトライしそうだ。


    ⇒炎:2016年9月にマザーズにIPO。その後2回の株式分割で株数は6倍となり流動性もついてきた。介護関連クラウドサービスを展開し業績も伸びているようだが、今期予想経常利益3.3億円に対して時価総額は377億円というのは行き過ぎていると普通なら思われる筈なのですが、昨年11月の上昇パターンはなかなか崩れないという状況です。
     確かに利益成長を続けてはいますが、まだ小幅なものでここまでの株高の真相はわかりません。


    3983 オロ 2,179円

     18年12月期の経常利益は8.9%増を見込み、4期連続最高益を見込む。株価も底値を形成して、買い場である。

    →上昇したが、25日線で5日間頭を押さえられている。相場の回復とともに25日線を上抜けることを期待。抜けた場合は、新高値を狙う動きになると思われる。


    ⇒炎:2017年3月にマザーズ市場にIPO。IPO後約半年間は調整を余儀なくされましたが、ここに来て2100名余りの単元株主に支援されての株高が続いています。
     自社開発のERPソフトの提供を事業の柱として粗利率50%という高収益のビジネスを展開。前期は期初計画を上回る業績を達成。今期も期初段階で増収増益を見込んでいます。
     2月13日に前12月期の決算を発表し19日に説明会を開催したようですが、残念ながら私は出席できませんでした。先週末終値2287円をベースにした時価総額190億円。無借金経営で現預金が43億円と積み増しされている点で買い安心感はありそう。


    4838 スペースシャワーネット 802円

     1/26に発表した3Qの経常利益は、前年同期比52.2%に拡大し、通期計画に対する進捗率が113.5%と既に予算を上待っている。チャート的には75日線の上に出てきて、絶好の買い場となっている。

    →上昇後、25日線に頭を押さえられて4日間調整。2番底をつけて上昇するのではないだろうか。その場合、頭の上にある75日線、5日線を抜けて25日線も抜けるエネルギーが必要。ただし、業績面は全く問題ないので、安い所は引き続き買い場であろう。


    ⇒炎:ファンダメンタルズからは買い賛成。2001年のIPO後は2013年に1500円以上の株価をつけたことがありますが、現状は足下の業績好調を背景に再びそうした展開も期待される可能性があります。
     メイドカフェに加えバンド「サチモス」、「パエリアス」なども展開し新人発掘にも努める。


    6092 エンバイオ 2,255円

     ようやく反騰を始めた。直前の高値を目指す動きに期待したい。

    →反発したが、25日線を抜けずに反落。75日線に支えられている。75線に支えられている事に加えて業績面から判断してもここは買い場だろう。


    ⇒炎:新株予約権で資金調達。財務内容の改善に向かう。
     今期より業績は拡大傾向にあるが、本格的には来3月期から。
     時価総額131億円はやや成長を先取りした格好。


    6096 レアジョブ 1,790円

     好決算発表してから売られていたが、ようやく反転、上昇に。安値を確認できたので、買い場だろう。25日線抜ければ大きく上昇する可能性があろう。

    →25日線抜けで、底値圏から脱した。好業績ということもあり、ここはまだ拾っても良いだろう。


    ⇒炎:2014年6月にマザーズIPO。公開価格は1765円。IPO後の高値5420円から下落傾向を辿ってきたが、2016年2月の1051円(時価総額24.5億円)でボトムをつけて、その後は概ね2000円以下で推移。1月18日に今期業績の上方修正(経常利益0.1億円→1.0億円)を発表。その直後の1月22日に高値2499円をつけたものの、その後は2月5日の安値1535円まで下落。
     上場後、決算説明を受けましたが事業はフィリピンのネイティブスピーカーとをつなぐを安価なオンライン英会話サービスがメインでやや不安感がありましたが、最近ではより会話ができるという高付加価値なサービス提供をめざすビジネスや、法人向けにも注力しはじめたことで業績が向上。学校とのタイアップを図るなどこれまでとは異なる動きが見られます。
     上方修正後の通期経常利益1億円に対して3Qまでの経常利益が既に1.2億円となり前期のように4Q(1-3月)に赤字となるとしても達成は可能だと推察。4年前の公開価格水準でもあり、投資妙味ありと評価。
     但し浮動株が30万株と少なく品薄な点に注意。


    6069 トレンダーズ 2,084円

     2/14 18年3月期3Qの経常利益が対前年同期比2.3倍に拡大したと発表。併せて通期も44%上方修正した。15、16日と株価は大きく上昇。直近高値2,263円を奪回し、新高値を狙うものとみる。MACDも明確にゴールデンクロス。既に保有しているが、追加買いすることにする。

    →非常に大きく反発し上昇し、新高値抜けとなった。短期的な過熱感もあるが、中期的にはホールドだろう。短期的には、5日線割れで売却という逆指値をするのも良い。

    ⇒炎:経営の士気向上を図るために従業員、取締役40名に対して有償ストックオプション9万株分と取締役1名に対して6万株分の有償ストックオプションを3月23日付で割当すると2月21日に発表。
     2021年までの経常利益10億円達成、2024年までの経常利益15億円達成のどちらかで権利行使が可能な条件。かなりアグレッシブな取り組みが期待できそう。
     今3月期の業績を上方修正(経常利益3.6億円)した後の2月22日に高値2450円をつけた。時価2295円。


    6166 中村超硬 5,740円

     2/9に経常利益12.1億円の黒転(前期は15.8億円の赤字)と通期計画14.5億円に対する進捗率83.7%とを発表。が、そこから売り込まれて、底値を確認した格好となった。まだ5日線を上回れていない現在は、底値買いのチャンスであろう。

    →ようやく6,300円まで反発してくれた。5日、25日、75日の3線が集約して3角保合いが煮詰まっている。相場、業績を考慮すると、上放れすることを期待したい。


    ⇒炎:2015年6月にマザーズにIPO。
     IPO後の2016年5月に6110円まで株価上昇。同時期に40万株公募(発行価格4720円)と第三者割当て増資6万株を実施して21億円を調達し成長資金を確保した。
     ところが翌期の2017年3月期に大幅な赤字に転落。株価は2016年8月に1011円まで売られた。その後もしばらく低迷状態が続いたが昨年半ばから株価は上昇傾向を辿り、12月11日に7820円という高値をつけた。その後は本年2月12日の安値5080円をつけ三角保合いのパターンを形成中。
     太陽電池、LEDウェハの切断用ダイヤモンドワイヤを主力に半導体切断用で首位を行くディスコのような存在となるか、業績はダイナミックな展開で今後も株価の振幅は激しいのかも知れませんが第3四半期までの経常利益からして第4Qの経常利益が2.4億円に留まることはないとすれば通期の上方修正も想定されるため、ファンダメンタルズ面での後押しも期待されます。
     時価6300円。


    6337 テセック 1,872円

     1/30に18年3月期3Qの経常利益は、前年同期比2.9倍、対通期進捗率84.9%のサプライズ決算を発表したが、そこから売られ、14~16日までに底を確認して反転開始。月曜日は買い場だろう。

    →これも反転上昇したが、一番上の25日線の上でとどまっている。相場の回復とともに再度上昇してくると期待したい。


    ⇒炎:2017年を通じて株価は上昇トレンドを見せてきた。
     3Q発表前の1月29日に2355円高値をつけたが、バレンタインデーに1660円まで売られる展開。
     車載用パワー半導体用テスターの好調や米TI向けハンドラの伸びで今期経常利益8.5億円に上方修正。20円増配も発表。
     過去の業績変動は激しいものの、無借金で好財務。
     時価2015円は時価総額116億円で来期以降の業績の伸びを前提に評価の余地。


    6544 Jエレベーター 2,162円

     2/7に18年3月期3Qの経常利益は、前年同期比3.2倍、対通期進捗率78.29%のサプライズ決算を発表したが、そこから売られていた。しかし、16日に大きく反転開始。月曜日はい買い場だろう。

    →上昇力のある銘柄である。一番上の25日線抜けで、5日線とのゴールデンクロス直前。業績面からも直近の高値を抜け、上昇を続けるものと予想する。


    ⇒炎:2017年3月マザーズにIPO。
     公開価格550円に対して初値は890円と比較的穏健なスタートを切ったが、その後は本年1月の高値2799円まで3.1倍にまで大きく上昇した。
     上場時はエレベーターの保守やリニューアル展開で地味な印象を持たれたが、今期2回の上方修正、昨年10月の2分割を経て株価は上昇傾向を辿ってきた。
     既に時価総額は495億円と言う水準にあり、経常利益40億円から50億円までを織り込んだ株価形成になってきた。


    6556 ウェルビー 3,445円

     2/14に18年3月期3Qの経常利益は7.8億円となり、対通期進捗率78.6%の決算を発表した。また、3/31の株主に対して1/1付けで1:2の株式分割を発表。株価は15,16と反転開始。まだ月曜日は買い場だろう。

    →上昇後、一服状態。相場の回復とともに再び上昇する可能性が高く、直近高値の4,240円が目標になろう。


    ⇒炎:2017年10月5日にマザーズIPO。
     公開価格2580円に対して初値は3305円でしたので28%のリターン。
     IPO直後の高値3435円(10月5日)から一旦は2600円台まで下落し公開価格を割り込みそうなこともありましたが、その後は本年1月15日の高値4240円まで上昇。その後また2900円安値をつけるなど評価が定まらない動きとなっています。時価3660円は時価総額324億円の水準。
     就労希望障害者への就労移行支援サービスで急成長中でややプレミアムがついている点に注意が必要。


    【次号予告編】


     オクチカ読者の皆さん、今回のカブテク株日記と炎さんとのコラボはいかがでしたか。ややマニアックな銘柄が多く、皆さんの参考になったかどうか気になりますが、次号では直近のIPO銘柄以外の銘柄もテク分析をしてみることにしたいと思います。
     2月19日や21日に日記で取り上げたGameWith(6552)、エスユーエス(6554)、エイチーム(3662)のほか3銘柄をコメントする予定ですのでお楽しみに・・・。

    (孤高の投資家カブテクより)


    6552 Game With 日記掲載時1,681円

    ⇒時価1680円
     炎:結構変動が激しいようですのでコメント楽しみです。


    6554 エスユーエス  日記掲載時4,490円

    ⇒時価5760円
     炎:日記掲載後株価は28%上昇しましたが今後の行方が気になります。


    3662 エイチーム 東証1部 日記掲載時2,412円

    ⇒時価2652円
     炎:日記掲載後10%の株価上昇が見られました。今後の株価はどうなるでしょう。


    (炎)


    (情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)



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