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 2月の急落からアメリカは早くも戻ったようですが、日本は微妙な水準でいまだフワフワしています。
 政治リスクも出てきましたが、自分にとってはあまり大したことでは無いと考えています。

 アツい会社さえ応援していれば日経が軟調でも関係ない。

 そう考えて投資活動をしています。

 そして今後相場がどうなるのか判断が分かれるこの局面にて会社を退職する決断をしました。

 今日は自分が会社を辞めるに至った流れについてを話したいと思います


■相川伸夫ピックアップ銘柄フォロー
 ※3月16日(金)執筆時点

・山王(3441)2016年12月19日配信
 株価560円⇒1140円(+104%)

・テノックス(1905)17年2月20日配信
 株価815円⇒1019円(+25%)

・LCホールディングス(8938)17年4月3日配信
 株価894円⇒2570円(+187%)

・特殊電極(3437)17年6月12日配信
 株価2922円⇒4445円(+52%)

・東北特殊鋼(5484)17年9月4日配信
 株価1831円⇒2141円(+20%)

・新報国製鉄(5542)17年10月2日配信
 株価1577円⇒2208円(+40%)

・パウダーテック(5695)18年2月19日配信
 株価4845円⇒5035円(+4%)


 LCホールディングスに大きな動きがあったことと、山王はビッグサイトでの展示会でフォロー取材をしてきました

・LCホールディングスは前号でのフォローの際に決算について『非常にポジティブ』と言っていた点で株価が動きました。来期予想の数字がガラリと変わるだろうというのを四季報が2月27日にオンライン上で情報更新をしてきたことを受けて株価はジリ上げを始め、四季報の発売に合わせて年初来高値を抜いてきました。これにより今後さらに注目を集めることになるのではないでしょうか?

 また、四季報は来期予想を今期予想のちょっと+で積み上げた数値を出しましたが、さて、どうでしょうか?(笑)会社がどのような数字を出してくるのかだけは全く不明なので分かりませんが、自分はとても期待しています。


・2018年第14回[国際]水素・燃料電池展に産総研のブースに山王も出展していたので取材しました。水素透過膜は現在ユニット化に向けたステージに移行しており、着々と進展しています。業績にはまだ銀メッキアクリル粒子も水素透過膜も寄与しないですが、一日も早く実現する日が待ち遠しいですね!


■育休~退職へ

 高校を卒業と同時に入社し、17年の春から育児休業を取らせていただきながら投資家として皆様の知るように活動をしてきた次第です。

 育休当初、会社に復帰するつもりしかありませんでしたが、こうして億の近道で執筆させて頂く機会をもらい、以前よりも投資する会社についてや相場全体についてを取材していくにつれて心境に変化が生まれました。

 『会社から出て、広い視野で活動したい』という想いが大変強くなりました。

 また株式投資だけではなく自身でも事業を興して実業の分野でもチャレンジしたいと思い、それについても実のところ一年前から活動をしていました。

 もし、会社を辞めるとなれば給与という安定収入を失います。

 妻は専業主婦兼わが社の代表です。事業が上手くいくかは全くの未知数です。

「会社を辞めるのには私は反対。」妻は首を横に振りました。

 妻は続けてこう言いました。

「私が反対すればあなたは会社に復帰する。でも、やりたいことがあるあなたに嫌々仕事をさせたくもないし、嫌々仕事をさせてると思うのも嫌。だから、会社を辞めてもいいよ。その代わり、もし、うまくいかなかったら再就職して働くことが条件ね(笑)」

…と。

 本当に理解のある良き人と結ばれたのだと思います。

 家族には理解を得られましたが、会社を辞めるにしても復帰してから退職するか、復帰せずに退職するかを大変悩みました。

 当然、社会通念上、折角育児休業を取らせてくれた恩に報いる為にも会社に復帰するべきなのです。

 自分だけでは答えが出せなかったので、そのことについて上司に包み隠さず相談しました。

・億の近道で執筆活動していること
・事業を興していること
・自分の限界にチャレンジしたいと考えていること
・妻も応援してくれていること
・仕事に復帰してから一定期間働いたら退職するつもりでいること

 すると上司は即答でこう言いました。

「相川がやりたいことを好きなだけやればいい。一度きりの人生なんだから。それに、辞めるって分かってるのに仕事割り振らないといけないこっちの身にもなれ(笑)」

と、笑い飛ばされました。

 相談してホントによかったです。それと同時に最後まで良い上司にも恵まれていたのだと嬉しかったです。

 その後、退職するにあたり最終の出社をし、今までお世話になった方々に挨拶をさせていただき、社員証を返納しました。

 ホントに長い間お世話になりました。


■今後の活動について


 会社を辞めはしたものの、やはり不安は拭えません。

 そんな折に億の近道の執筆者である山本潤先生から「うちへこないか?」との驚きのお誘いがありました。

 『うち』というのは億の近道でも配信している『みんなの運用会議』
https://double-growth.com/
を運営しているリンクスリサーチへのお誘いになります。

・情熱投資家⇒アナリストに転身です。

 自分よりもはるか高みの山本先生からお声が掛かるなんて思ってもいなかったのでとてもうれしかったです!!

 声を掛けていただけた理由をお聞きしたところ「ストックピッカーになれる才能と独特の視点での記事、そして熱量がとても良い!!」とのこと。

 いままで特に意識もせずに執筆をしていましたが、どうやら自分が企業を取材してそれを分析して原稿に起こしていた記事を『アナリストレポート』と呼ぶんだそうです。

 そう言われてみれば自分の書いてる記事はそのアナリストレポートだと思います。

 ちなみにストックピッカーとは『銘柄選択者』つまり買いか売りを判断してそこに資金を突っ込む覚悟を持てる運用者という意味だそうです。

 自分としてはあまりにも過大評価されてしまっていると思うので、今後の成果によって切られやしないかと不安になってしまいます(笑)

 今回のコラムから情熱アナリストとかに改名した方がいいかとも思いましたが、『アツい会社を探してその熱量を投資する』ことに変わりないので、今後も情熱投資家として億の近道では名乗らせていただきます。

 炎さんに誘われて億の近道に執筆するようになって早1年と3か月。
 目まぐるしい環境の変化になりました。

 ホントに人の縁というのは不思議な物です。

 あの時、炎さんが「執筆してみませんか?」と軽い冗談のノリでした話に乗っていなければこの運命の巡り合わせはありませんでした。

 全ての縁に感謝しかありません。

 今後はみんなの運用会議でも記事を書くことも多くなりますが、もちろん億の近道での記事の執筆は続けさせていただきます!!

 今があるのはこの『億の近道』のおかげです!!


 こうして自分の書く記事も読者の皆様との縁を結んでいます。

 投資は所詮数字でしかないと思うかもしれませんが、『買った』『売った』で縁は切れません。

 株価が上がり過ぎたら株を手放すこともあるでしょうが、安く売られ過ぎたらまた拾うこともあるでしょう。

 株は特に付かず離れずの関係、距離感が大事です。
 しかし、何よりも大事なのは『この会社についてもっと知りたい!!』という情熱だと思っています。


 まだまだ発展途上の身ではありますが、知見を重ねていき、ゆくゆくは炎さんも山本さんも超えられるような存在になっていきたいとおこがましくも思います(笑)

 そのためにも多くのことを学び、アナリストとして活動ができるようになることで行動範囲も大きく拡げられるので、今まで以上に深掘りした記事を書いていきたいと考えています。

 世の中にまだまだ埋もれている会社にスポットライトをどんどん当てて、こんなアツい会社があるんだと世に知らしめたい!!

 そんなわけで今後も情熱投資家、相川伸夫をよろしくお願いします。


それではまた。


『全力全開全力前進!!!』

(相川伸夫)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)