長い連休も明けて本日からお仕事に復帰される皆さんもお見えかと思います。
やや気迷い気味で推移した株式相場も連休明けでポジティブな方向感が見えてくるのか注目です。
連休明けとともに企業業績の発表が相次ぎます。既に多くの主力企業が発表済みでその内容に悲喜こもごもの投資家の皆さんの反応が見られます。
発表された内容を改めて確認するためにアナリスト諸氏は決算説明会に出席したり個別訪問したりして、その業績内容を吟味し、発表された新たな見通しについての説明を受けることになります。
億の近道の熱心な読者の皆さんも既にご関心をお持ちの銘柄について吟味されたのかも知れません。
そうした投資家の評価活動を経て新たな相場が形成されていくことになります。業績内容を吟味しての評価で重視すべきは業績の推移と株価の位置でもあります。いくら好業績(増収増益基調)だと言っても株価にそれがどこまで織り込まれているのかを確認する必要があります。
これは業績がやや停滞気味の銘柄に対しても求められます。
長期的な株価下落が見られる銘柄と長期的に株価上昇パターンが続く銘柄がある場合、皆さんならどちらを投資対象とされますか。
連休明けの株式相場では業績見通しが大きなポイントになりますが、意外にも見落とされたいくつかのポイントを考えてみる必要があります。
日経平均やTOPIX(東証1部)と中小型株の推移では違いが見られ、1月に高値をつけた日経平均は値幅調整を済ませた後の日柄調整期間を経て先に上昇の動きが見られます。一方で中小型株指数は遅れて株価のピークを打っ
たため調整が今しばらく続く可能性があると見られます。
マクロ経済への懸念や海外株の動向が外国人投資家の売りを主体に日本株にマイナスの影響をもたらしてきたと言えますが、今後は企業業績の動向を背景に外国人投資家が日本株に戻ってくることになるのかも日経平均やTOPIXの1月高値抜けにとっては重要なポイントと言えます。
これによって全体相場が上昇基調を確認できるか、それとも調整相場を継続するのか興味深いところです。上昇基調の確認を経て皆さんの関心の高い中小型銘柄も調整から再び関心を集める展開になりそうです。
結果として言えることは連休明けの相場は皆さんの資産形成にとっては極めて重要な展開となるかと思われます。
(炎)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)