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相場感を俳句や川柳で語る
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相場感を俳句や川柳で語る

2018-10-31 09:38


     自然災害が多発した今年もはや10月後半。ようやく爽やかな秋空が広がる今日この頃ですが、読者の皆様お元気でしょうか。


     このところまた株式相場は調整の動きが見られますが、こうした相場展開に皆様がどう向き合えば良いのかのヒントを過去より筆者はお伝えしてきたと自負しております。

     1999年に創刊され19年と言う期間が経過しようとしている本誌も初期段階では読者数も少なかったので、読者数を増やすためと思い、様々なコンテンツを配信しました。
     その一つが俳句(川柳)でした。そもそも「億の近道」のネーミングは創刊する際に発起人有志でつけたのですが、あの俳諧で有名な松尾芭蕉の「奥の細道」にもじったものだと言うのはご存知の通り。


     俳句は季語を入れた5・7・5の日本特有の文学。
     現在ではその流れを汲んで季語のない自由な5・7・5の川柳も一般化し多くの皆さんが趣味で楽しんでおられるようです。

     第一生命が1985年に社内広報誌の企画で募集開始したサラリーマン川柳は一躍有名になるなど今や飲料のボトルにも掲載されるなど根強いファンがお見えです。


     そこで本日は私、炎が株式投資家川柳を皆様にご披露したいと考えております。また、私の友人である株尾芭蕉先生に株にまつわる俳句を詠んで頂くことにしました。

     それらを通じて面白おかしく現在の株式相場の有様と微妙な投資家心理を読み取って頂ければ幸いです。


     それではまず私の川柳から。

    1.銘柄の 名前も知らず 株上がる(炎)

     このところ聞いたこともないような普段見向きもされないような小型銘柄が上がる理由もよくわからずに急騰を演じているようです。


     これに対して株尾先生には


    2.銘柄の 虫の知らせで 株上がる(株尾芭蕉)

    という秋の季語である虫を入れた俳句を詠んで頂きました。


     エムティジェネックス(9820)などもともと時価総額が20億円台とか低い位置にあった銘柄が急騰したことをヒントにこれに似たような地域新聞社(2164)やQボード上場のメディアファイブ(3824)などの小型銘柄に広がりを見せるなど、新たな人気銘柄探しが始まったようです。


     私も負けじと

    3.急ぎ騰げ 明日はどうなと 構わない(炎)

    と返しました。
     急騰銘柄の動きはかなり投機的で明日のことなど考えていないようにも思えてのもの。


     これに対して株尾先生はまた


    4.赤い羽 つけて株高 願うかな(株尾芭蕉)

    と見事な秋の季語入りの俳句。しかも意味深な俳句です。
     多くは語りませんが、皆さんもこの句の意味を一度考えて頂くと幸いです。


     こうした株をめぐる川柳と俳句の掛け合いを次回以降も続けたいと思います。


    *有料メルマガ「炎の投資情報」ではこうした作品とその裏にある株の世界の話をオクチカに先行して読者の皆様にお送りする予定ですのでお楽しみに願います。ぜひこの際、有料メルマガをご購読頂けましたら幸いです。


     本日は最後に億の近道の読者に一句。


    オクチカの 情を信じ 株を買う(炎)

     情に報いるのが情報。億の近道が多くの読者の皆様にお届けする情報は読者の皆様が結果として受け入れて頂き一緒に考えて頂くことで社会的に価値を生むのではないか。多くの皆様が読者として存在している情に報いるための活動を細く長く続けていく。そう考えながら私は還暦を超えた老体に鞭打ちながら長年の執筆活動を無償で続けている訳です。


    (炎)


    (情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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