3月30日(土)に弊社マネーライフプランニングとしては初めての自社開催セミナー「プライベート・バンカーセミナー」を開催させていただきました。

 ご参加いただきました皆様は有難うございました。


 参加されなかった読者の方々も多いと思いますので、小屋が報告レポートをお送りいたします。


第1部 プライベートバンカー杉山智一氏



 ベストセラーノンフィクション「プライベート・バンカー カネ守りと新富裕層」 https://amzn.to/2TNxDd3  
の主人公でもある杉山氏に、シンガポールや香港で展開する「プライベートバンク」の活動内容について説明がありました。


 日本は、銀行、証券、保険業がすべて縦割りであるという金融行政の下、外資系の金融機関が参入しても、日本においては日本の金融行政の中でサービスを展開せざるを得ません。

 それゆえに、国内の金融機関との特段の差別化もできずに、うまくいくケースもあまり見かけません。


 海外での金融機関が、なぜ日本の金融機関と比較して優位性があるのかという理由は、この金融行政にあります。

 海外では「ユニバーサルバンク」といって、この銀行、証券、保険のサービスが一つの金融機関で一体的に取り扱えることが日本の金融機関に比べて優位性そのものになります。

 つまり日本人が「プライベートバンク」にアクセスを求めるのも日本の金融行政が厳しいからに他なりません。


 そして、杉山さんからは現在の日本人富裕層がよく利用する金融商品スキームの解説がありました。

 それは杉山さんご本人の著作にも具体的に書かれていますので、興味のある方は下記書籍を購読ください。

 プライベートバンカー 驚異の資産運用砲 (講談社現代新書)
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 ポイントとしては、海外プライベートバンクでは、株式やファンドの時価評価に対して担保設定と融資が可能だという事です。

 日本の場合、信用取引の担保に株式が利用できるという事はありますが、原則有価証券を担保に金融機関から借り入れを起こすことは、上場企業のオーナーの自社株ぐらいでしか見ることがありません。

 しかし、海外金融機関では個人向けでも株式やファンドを融資担保の評価にしていることで、借り入れというレバレッジをかけての資産運用が可能になるというのが、日本の金融機関ではなかなか考えられないスキームです。


 特に円借り入れの金利は低いので、円で借りて資産運用をするということでレバレッジを効かせて利回りを上げる運用が可能になります。


 また、保険商品も海外の保険会社の商品は日本と比較してローコストです。

 基本的に生命保険会社は、顧客から預かった保険料を自社で運用しているわけですが、その運用している対象が

・日本の生命保険は日本での債券運用が中心
・海外の生命保険では海外の債券、株式運用が中心

なので、期待できる収益率の差が、加入者の保険コストに跳ね返って差が付きやすいとのことです。


 したがって、同じ保険料負担であっても、死亡保障のプレミアムには日本と海外では大きく差が付きます。

 富裕層が多額の保険金に加入しようと思えばなおさらです。


 一方で、日本の個人は海外の生命保険に加入できないという、日本特有の事情もあります。

 そこでその法律に対して合法的に回避する海外法人を利用したスキームなどの解説がありました。


 プライベートバンカーとも言えども、法令違反や税務リスクを顧客に負わせるようなことは決してできません。

 あくまでも日本の国内法で合法な範囲内のスキームやサービスの提供になるのは当たり前の話です。


 このあたりの点を具体的に検討したければ、弊社を通じて杉山さん個人に設計してもらうのが良いのだと思います。


【第2部】株式会社マネーライフプランニングの紹介




 第2部では小屋から、最近のマネーライフプランニング社の取り組みなどについてご説明させていただきました。

 昨年から投資助言業のライセンスを取得し、より一層、顧客第一という視点で活動をしています。


 海外のプライベートバンクと同様に、顧客の預かり資産に応じて、アドバイス料をいただくという料金形態で、これは顧客と事業者がwin-winの関係になるように設計しています。

 また、金融資産だけではなく不動産についてのアドバイスを行うのも弊社の特徴になっています。


 もしも、プランニングや相談にご関心があれば、下記のwebでの申し込みフォームからご相談ください。


 今後は定例でこうした皆様の役に立つセミナーを開催していこうと考えておりますので、どうぞ引き続きよろしくお願いいたします。


株式会社マネーライフプランニング
代表取締役 小屋 洋一


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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