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有料メルマガライブラリから(305)『勝ち易きに勝つ』という孫子流の兵法に従った投資法

2019-09-05 01:32
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     有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
     自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
     なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。


    =コラム「『勝ち易きに勝つ』という孫子流の兵法に従った投資法」=
     (有料メルマガ第448回・2017/9/5配信号)


    ※2017年9月現在の内容です。留意してお読み下さい。


    (前略)

     孫子の兵法にいうところの
    『いにしえのいわゆる善く戦う者は勝ち易きに勝つ者なり』
    ということについてちょっと考えてみたいと思います。

    『たいして努力をしないでも利益を上げられる銘柄を選んで、投資をする』ことも株式投資でいうところの『勝ち易きに勝つ』ということになるのではないかと、私は考えています。


     私は12年以上も専業投資家としてすごしてきたので、どうしても毎日パソコンで株の動きを9時から3時まで、眺めて過ごすことが多いです。

     株式の動きをじっくり眺めることが出来る定年後の自由人は、前日と本日の自分の株式投資総額の増減を意識してしまい、株式投資総額が前日より増加していないと、満足しないで精神的にストレスを受けてしまうという人が増えてくると感じています。

     自分自身でも将来に向けて大きく利益を上げるための我慢の時だと考えて、毎日の資産額の増減を意識しすぎないでおこうと努力していても、ついつい短期的に大きく上がりそうな銘柄に投資したいという欲望を制御することは、難しいと感じる日々が続きます。


     しかし、孫子は
    『善く戦うものは、不敗の地に立ち而(しか)して敵の敗を失わざるなり(=戦上手は、自軍を絶対不敗の態勢に置いて、しかも敵の隙は逃がさずとらえるのだ)』
    と述べています。

     『資産額が増えることを勝ち』『資産額が減ることが負け』と考えて、毎日の総資産額を計算しては、毎日勝ち負けの星取り表をつけるようなことは、いまの日本株投資家にとっては精神的にすこぶる悪影響を与える行為でしかなくなりました。

     そこで私は投資するかどうか検討するために企業のバランス・シート分析を行うようになったことは、このコラムで何度か書いてきました。

     4年前のバランス・シートと直近の決算短信のバランス・シートを比較し、企業の財務内容がどのように変化しているのかを確認することで、株価が下がり続ける不安を少なくすることに役立てたり、新たに投資を検討する企業の状況を確認したいと考えて、時間を使うようにしています。

     また9時から3時まで、ずっとパソコンの前に座るのは精神的にも肉体的にも良くないと考えて、なるべく外出する時間を多くとるようになりました。


     私がサラリーマンを卒業した51歳から目指した株式投資は、孫子のいうところの絶対不敗を目指したものでした。

     もう少し具体的に書かないと理解しにくいと思うので、少し付け加えると、私が目指した不敗という状況とは

    『私が得られる賃貸不動産収入では年間生活費の500万円に足りない金額を株式投資の配当で確保すること』

    でした。

     どのような理由で、このような『不敗』の基準を決めたのかを説明すると、以下のようなことになります。

     59歳までの私には年金という安定収入の道が無かったので、私にとっての安定収入の道は賃貸不動産収入しかありませんでした。

     年間の生活費はそれほど贅沢をしなければ400万円以下で収まります。
     400万円以下でも航空機を利用した国内ツアーに参加する程度(1回の旅行で夫婦で20万円程度の資金がかかるもの)なら2回程度は出かけられます。しかし、サラリーマンを辞めて時間的な自由度が増えているので、旅行の回数をもう少し増やしたいと考えて、年間の生活費の必要額として500万円という金額目標を決めました。

     賃貸不動産収入では入居者が退室して、新しい入居者を迎えるための修繕費がかかったりすると10万円や20万円はかかってしまうので、最低でも年間収入として500万円は欲しいところです。

     従って家賃収入と株の配当で年間500万円を確保できれば、私にとって株式戦争で勝利できた(=負けなかった)ことになると考えるようになりました。

     キャピタル・ゲインは一切生活費にはカウントできませんでした。
     私は株でキャピタル・ゲインを稼げた時はキャピタル・ゲインも生活費にカウントして欲しいと思っていると、妻が了解してくれませんでした。

     妻に話した時は「うん」と了解したような返事をするのですが、実際に1年の最初にその年の生活費として使える金額を決定して、1年間の使用可能予算を決める時に、前年に受領した家賃収入と前年の1月から12月までに受領した配当収入をカウントして生活費を決めていました。その予算会議の時に、妻はガンとして、キャピタル・ゲインと去年獲得した優待の金券などは、新しい年の生活費の予算には、含めて計算しませんでした。

     優待について、その年に貰った優待はその年に消費するというルールだったので、金券や食品を貰えば、予定した生活費に余裕ができるので、旅行などに振り向けられる余裕資金が発生します。

     だから優待はサラリーマン時代のボーナスのような役割を果たしてくれるもので、優待のおかげで、より余裕のある余暇活動ができることにはなります。

     しかし、前年に配当収入をがっちりと稼いでおかないと、年間の遊行のための予算が厳しく制約されるので、配当金額で約200万円以上の金額を獲得することが、私の株式投資では求められていたことになります。


     60歳から年金が入ってくるようになると、配当に対する依存度は大きく減りました。そこでキャピタル・ゲインを狙う(=大きく株価が上昇する可能性が高い、配当利回りの低い企業)投資も増やしたいと考えましたが、年金をもらい始めて数年がたって、この考えを実現できるほど、そのような企業に投資資金を増やすことが出来ていないのが実際です。

     このルールの良い点は去年のように株への投資元本が前年末比で大きく減少しても(⇔一時的には家一軒分の資金が減りましたが、最後にはプラスを確保できました)、我が家の生活費には影響を与えないことで、『負け』という判定を行わなくても良いことです。

     投資元本の増減は株が乱高下する以上、当然に発生します。
     実際にリーマンショックや東日本大震災の時には去年以上に大きく株への投資資産額が減少したことはこのコラムにも書いてきました。

     しかし資産の増減は生活費には影響を与えません。私の精神状態に負担を与えるだけで、生活には影響を与えないところが大事な点です。

     もちろん投資を実行している(=株式戦争を指揮する)私は、いやというほど資産減少の痛みを痛感します。

     投資家としては痛みを感じなくては、減らした資金を取り戻すエネルギー、情念や、努力を生む力を作り出せません。この痛みは自分を奮い立たせて、努力を行わせるためにエネルギーに変わってくれます。

     だから投資元本が残っている限り、投資資金を株式市場に預けたままにしておくことが可能となり、アベノミクスにより大きく日本株が上げた時に、過去8年間(=サラリーマンを辞めた時からの8年間)に我が家が使った全ての金額(=生活費+新車の購入費など使った全ての金額)以上の利益を確保することが出来ました。

     孫子流に言えば
    『8年の間、とにかく不敗を続けてきたので、勝ち易いチャンスを生かして、大きな勝利を獲得できた』
    ということになると思います。

     サラリーマンを卒業後の8年間では生活費として必要な500万円以上の家賃収入と配当収入を確保してきました。

     孫子は
    『いにしえのいわゆる善く戦う者は勝ち易きに勝つ者なり』
    とも言っています。
     私も『勝ち易きに勝つのが、良い戦いかただ』と自分自身の株式投資のやり方を見直す日々が続きます。

     自分もよく間違えて勝ちにくい投資戦術、難しい投資戦術を選んでしまうことが多いので、毎日のように自分の投資の間違いをチェックして軌道修正するように努力を続けています。

    (後略)


    経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


    (情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)

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