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今週(11月18~22日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で190円44銭下落し(率にして0.8%の下落)、2万3112円88銭で取引を終えました。2週連続の下落です。
週初の18日(月)は、前週末の米国株式市場で、NYダウなど主要3指数が揃って最高値を更新したことを好感し、日経平均株価も続伸しました。しかし、19日(火)からは、米中貿易協議や香港情勢の不透明感、米中関係悪化への懸念などから、21日(木)にかけて3日間続落しました。ただ、22日
(金)は株式相場の下落により、高値警戒感が薄れ、景気敏感株中心に押し目買いが入り、反発して終わりました。
米中貿易協議の進展や世界景気の改善に対する市場の期待は高く、来週も下落局面では押し目買いが入るものと思います。来週は、主要国の景気関連の経済指標の発表が相次ぐだけに、改善傾向を示すようであれば、これを評価する動きが見込まれます。
26日(火)には中国のアリババ集団が香港市場に新規上場します。香港情勢は予断を許さぬ状況ですが、アリババの上場が成功裡に終わるようであれば、筆頭株主であるソフトバンクG株の上昇につながり、日経平均株価を押し上げる場面も見られるかもしれません。
(水島寒月)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)