※2007年7月17日掲載。


■第16回■

 2007年もあっという間に半年が過ぎてしまいました。今年も日本の株式市場は内憂外患にふりまわされて、世界中の国の株が元気よく上昇する中にあって、一人蚊帳の外状態に陥っていました。

 少し上がると、やれ上海市場が暴落する。アメリカでサブプライムローンの問題でヘッジファンドが大損して、アメリカ発で金融市場にシステマティックリスクが発生する・・・。そして日本の政治も安倍政権が年金問題や閣僚のゴタゴタで、ダッチロール現象をひきおこし、今にも墜落しそうな状況です。参議院選挙は自民党がボロ負けすると、ほとんどの人が考えていると思います。

 しかし、円の為替相場にも株式市場にも現れている最近の一弱状態も、基本的には心配性で日本国を見限った日本人による円売り外貨買い、日本株売りの結果だと感じます。

 心配している人それぞれの、心配の対象が違うから、心配される国の通貨や債券や株を買うために、日本人の懐からもお金が漏れ出して、心配された国の株が更に上がるという、面白い現象が起こります^^;

 もちろん日本人が買っているだけではないでしょうし、世界中の人が買っているのでしょうから、ちょっぴり安心しています。

 安定した政治が望めない国に対する外人投資家の失望から、選挙前には日本の株が安くなる。そんな話を良く聞きます。日本の政治の貧しさは、政治家のせいばかりではなく投票者である国民の責任が重いという自覚を持って、投票をしようと思っています。

でも誰に投票したらいいの?

どの政党に投票したらいいの?

ということで、自民党に代わって政権をまかせられる代替がないことに、迷いは深まるばかりです。

 自分の生活は自分で守る。そんなことで実行している株式投資については、年前半の投資結果を検討し、見直して、年後半に臨もうと考えて、もう一度ポートフォリオの銘柄のチェックを行なってシコシコ刈り込みをやっています。

 そのために一番役に立ったのが、(株)投資レーダーの月足チャート集でした。特に東証第一部銘柄分には過去6年から8年間の業績の推移がわかるようになって、成長株かどうかの見極めが、それだけで振り分けることが出来ました。

 業績が右肩上がりで連続して上がっていても、人気化し、人気がはげて下落する様子が良くわかります。株式投資をするならば成長する企業に投資して、自分の資産も企業とともに大きく育って欲しい。そんな思いで株式投資をするならば、そして良い投資対象を選ぶなら、業績と株価の推移が一緒にチェックできる月足チャート集を利用することをお薦めします^^;

経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)