遂に東京も外出禁止令!?自粛モードになってきました。

 株式市場も自粛モードになるのでしょうか?
 日銀、GPIFが東京市場を守ってくれるのか、来週が岐路と予想しています。
 今週までは機関投資家の決算売りと、持ち合い解消売りも最後の週となり、来週からは新年度入りになります。それに伴い売りも一段落し、新年度入りの為の新規投資を考えなければならない時期です。

 今後、機関投資家がどのような姿勢を示すか、売り続けていた姿勢から変化がでるのでしょうか?
 30日、31日の株式市場の動きは重要だと考えています。


 上記した、東京都の感染者拡大に伴って、都知事が外出自粛のコメントをした後、スーパーマーケットでは食品の買占めがされ、商品が無くなり、私自身も買い物をしてびっくりしました。首都圏も欧州・米国並みの外出禁止令がでるのも時間の問題です。
 また、先ほど発表された政府の景気判断も大幅下方修正し(6年9カ月ぶり)「回復」との文言を削除しました。世界的にも悪化した経済統計が続出しています。
 ある番組では1929年の世界恐慌の時のことまで報道していました。
 マスコミはあまりにも古い事を報道しています。株式市場が16000円台に入ったことをどのように見ていたのでしょうか?
 日本では株式市場のことを知らない「ノー天気」な報道関係者ばかりだと感じます。


 株式投資歴の浅い方には理解できないことですが、日本という国は「株式投資」をいまだに罪悪感があるものと定義しており、多くの人は株式投資とは何かを勉強をしていないので、今までもこのような悪い状況になっても、米国・欧州のように大胆な景気対策も出来ず、あくまでも海外の政府(米国に依存している)任せで乗り切っていました。
 今回も「牛肉購入のクーポン券」を配るとか、馬鹿らしい政策を言っています。愚痴になりますが、政策担当者は馬鹿ばかりに思えます。それは、株式市場がどのようなものなのかを知らない方々だからです。


 このような状況ですから、投資家がリードしないといけません。
 頼みの外国人投資家もこの2週間で1兆円近く売り越し、本年になって、昨年買った分以上に売り越しになっている、国内の機関投資家同様に外国人投資家の売り分もほぼ解消したと見ています。
 そのひとつの理由としては、今週23日から25日、3000円超の値上がりを示したように売り物をかなり消化して、切り返しの動きを示せたことは、新規の買いも入ったと見ています。

 先にも触れましたが、需給関係が改善されたことで、株式市場の動きも大きく変化しているとみています。


 前にも「悲観する中から新しい相場が生まれる」とお話ししました。

 連日、悪いニュースが報道されていますが、その度に株式市場はそれを織り込んでいるような動きをしています。昨日発表された「丸紅」の決算内容が2000億円の黒字が1900億円の赤字で叩かれましたが、先の安値を下回ることもなく、株式市場はかなりの織り込みをしている感じです。ダウ理論の弱気相場の3段階目の終わりに近づいていると考えられます。


 4月相場の楽しみの為に、仕込みを考える時期に来ているのではないかと思っています。


(大魔神)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)