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【まえがき】
あすなろ投資顧問代表大石です。前回取り上げたサイバーセキュリティクラウド(4493)時流に乗り、年初来高値を更新しながら上昇。このように今でいう【Withコロナ】はもちろん、時流を意識した銘柄選びは得意中の得意です。コホン。
【認知度急上昇の一大産業】
さてタイトルの件、≪Withコロナ銘柄≫の話を。
これまで「一体何のためにその技術が必要なのか?」今一つ認知されてこなかったのが≪3Dプリンター≫
それを一気に押し上げたのは奇しくもコロナウイルスの蔓延。今は必需品となったマスクや、治療に必須の人工呼吸器の製作に活用され、世界的に知られることに。そんなこんなで興味を持ち、改めてじっくり見直すと素晴らしい技術だと気づかされました。
【コロナ克服後に覚醒する市場規模】
かつて経産省は2014年に「3Dプリンター市場、2020年に国内1兆円規模」と試算。世界では21.8兆円になる予測でした。その後はなかなかエクスパンションできず長らく苦戦を強いられましたが、アフターコロナにおいては急激に躍進する可能性があり、結果として当時の予測はポジティブに外れるのでは?と考えています。
【いよいよ応用の本格フェーズ】
ほんの少し前まではパフォーマンスの一環でおもちゃを目の前で作って見せたりしていました。言ってしまえばそれくらいのモノでした。ところが現在は幅広い分野で応用されています。≪医療福祉機器≫・≪自動車部品≫・≪航空機部品≫・≪金型≫・≪教育≫などなど
【どんな銘柄が買われているか?】
CAD・CAMのパッケージソフト開発のアンドールや3Dプリンターや砂型鋳造による試作品製造のJMC、子会社の帝人ナカシマメディカルが医療用3Dプリンティングを展開する帝人、金型用CAD・CAMのC&Gシステムズ、3Dプリンター製造のローランドディージー、あとはミマキエンジニアリング、新東工業など。
【どの分野が一際伸びそうか?】
頭一つ抜けそうなのは何と言っても≪医療≫ですよね。3Dマスクはご存じでしょうか?非上場ですが神奈川県の株式会社イグアス社が設計データを無償公開したことで話題に。洗剤で洗浄し内側のガーゼを入れ替えることで半永久的に使えるという事で今後の特需が期待できる製品です。
また人工呼吸器も3Dプリンターで作られそうです。
国立病院機構新潟病院の石北直之内科医長と、広島大学トランスレーショナルリサーチセンター准教授の木阪智彦医師によって公開された≪3Dプリント人工呼吸器≫。その実験動画はとてもセンセーショナルなものでした。(2020年4月7日公開)
残念なのはハードルが高すぎる日本の薬事法。スピード感が得られない為、実用化に向けては他国で検討中との事。すでにイタリア、アメリカを始め多くの国から声がかかっているようで、技術ごと国外に出てしまう事は避けられなさそう。日本で良く起きてしまう残念現象ですね。
【まとめ】
兼ねてより「3Dプリンター」というネーミングが≪ハマらない≫と思っています。その無限大の可能性からスケール感が遠くかけ離れているように感じます。多くの人が身近に感じるという狙いもあるのでしょう。ならば、このタイミングで一気にスケールしてほしいと願うばかり。そしてその筆頭となる会社が国内企業であったなら尚よし。
このように、Withコロナ銘柄として3Dプリンター関連銘柄を物色してみるのも一考。全人類共通の敵に対抗する為に使われることで、市場規模は当初の試算どおりにはおさまらない世の中になりそうです。
ご参考ください。
では今日も新たな勝者が生まれることを祈って。
(あすなろ産業調査部 大石やすし)
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