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 一本調子で上昇トレンドを辿ってきた株式相場が先週は少し上げにブレーキがかかった。
 それもその筈。過去3か月間に4割も上昇したら、少しは警戒感も出て当然。

 問題はその調整は微調整で終わるか本格調整になるのかと言う点だ。

 なかなか先々を見通すのは難しいのだが、居座っている売り方はどこかで買い戻す必要があり、2兆円とも言われる裁定売り残の解消には買い戻しが不可欠。
 本格調整となれば売り方が勝利するが、微調整で終わりそうな雰囲気となればあわてて買い戻さざるを得ないことになる。


 今回の株式相場は過剰流動性を背景にしたものだというのがここまでの短期上昇相場を導いた要因でもある。
 売り方と買い方が睨み合って形成されている株式相場。
 どちらかと言うと好需給の下で今のところは買い方優位の印象が強い。


 木曜と金曜の2日間で揺れ動いた株式相場はポジティブな買い方に格好の投資チャンスを与えてと見るべきなのか。
 売り方の額から流れる汗が意味するところは・・。

 そうした相場環境で個別銘柄にも激しい値動きが見出せた。
 もともとそれほど上がってもいない銘柄も含めて全面安の始まりをボトムに戻り相場を辿った先週末の相場から週明けの展開が気になるが、NYダウ、NASDAQともに戻り歩調でテクニカル上の良い調整を入れたとの印象もあってまた相場が強くなるのではとの期待も膨らむ。


 とは言え、調整含みの展開がなおも続くという意見もあるだろうから油断しないでいきたいところだ。


(炎)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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