コロナ禍の副産物は私たち証券アナリストにも押し寄せています。
これまでアナリストは企業との接点がこれまでのような個別面談やリアルなスモールミーティング、大規模説明会によるものが主体でしたが、現在はオンライン化が急速に進みつつあります。コロナ禍が終息してもこのトレンドには変化がないと感じています。
このメリットは会場まで足を運ぶ必要がなく、事前にポイントをチェックしたり質問事項を企業側に送ることができるといったメリットがあります。
私としても聞き取りにくい説明会よりもオンラインでしっかり聞き取れて、不明な点は改めてメールで確認できるといったメリットを感じています。移動時間がない分、視聴する企業の数も多くなり、効率的です。会場に足を運んで話を聞く行為は残念ながら実現しませんので印象には残り難いかも知れませんが、これからの時代はこうしたオンライン化が主流になると考えられます。
しかも世界中の投資家が同時に説明会に出席できるチャンスが生まれるため公平な印象が持てます。
ただ残念ながらまだ個人投資家にまでは浸透していないとの印象があります。
個人投資家の皆さんも既にYOUTUBEなどでソフトバンクGの孫社長の話を聞いたりされているかと思いますが、孫社長が熱く語る姿を生では見れないといしても臨場感あふれるやり取りを目にすることができますので、人気のようです。
ある意味企業経営者はYOUTUBERのような存在でもあります。
いかに視聴者を引き付けるお話ができるか、それによって閲覧数を自社株主を上回る数以上にできるかが問われています。
まだまだオンライン化は始まったばかりです。
個人投資家にとっての新たな企業情報の確保が機関投資家と同様にできる時代がやってきたとも言えます。
(炎)
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