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株の玉手箱 極端な悲観論が後退、見直し買いに期待
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株の玉手箱 極端な悲観論が後退、見直し買いに期待

2020-10-20 01:44



     既存成長株がコロナ禍により、極端な悲観論が先行し売られた銘柄の見直し買いの期待できる銘柄をご紹介したい。

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    【10/13】『極端な悲観論が後退、見直し買いに期待』

    フレアス(7062)[マザーズ]


    【事業紹介】

     あん摩マッサージ指圧師によるマッサージサービスや訪問看護サービスを提供する。マッサージ事業の利用者数は過去5年で約3割増加(拠点は1.9倍に増加)全国に約100の事業所を構えるまでに成長した。ベテラン施術師による研修制度と厳しい品質管理体制のもと、全国300名を超える直接雇用のあん摩マッサージ指圧師(国家資格)が働いている。

     高齢者など自力で病院に通うのが難しい方の住まいに国家資格を持つマッサージ師を派遣し、関節拘縮の軽減などの高度な医療マッサージを行っている。星野リゾートが運営する宿泊施設への派遣も手掛けるほか、看護師による訪問介護事業も展開。


    【沿革】

     鍼灸マッサージ師として在宅マッサージの事業を山梨県でスタートした。
     その後、2002年4月に訪問マッサージ事業を事業目的とし、山梨県甲府市に「有限会社ふれあい在宅マッサージ」を設立。翌年2005年4月「株式会社ふれあい在宅マッサージ」に組織変更した。

     2011年3月、東京都に東京本部を開設し、4月に「株式会社フレアス」に商号変更した。

     2017年4月、「株式会社星野リゾート」と業務委託契約を締結し、ホテルブランド「界」でのマッサージサービス提供を開始。翌年には、星野リゾート「リゾナーレ八ヶ岳」でのオイルマッサージ(VINO SPA)サービス提供も開始。

     マッサージや看護といった人と人とがふれあうサービスを届け「ふれあいで明日を拓く」ことが、社名の「フレアス」の由来。


    【強み】

     強みはマッサージ師の教育制度が充実していること。親方の技を見て技術を習得するのが当たり前のマッサージ業界において、初年度に100時間の研修期間があり珍しい。

     医療マッサージ事業は積み上げ式のビジネスでもあり、利用者が増えるほどにマッサージ師が効率的に顧客の住まいを訪問できるため、利益率の改善余地も大きいと言える。

     在宅マッサージは、医療保険サービスとして、主に重度要介護者など、いわゆる寝たきり状態の高齢者に対する身体機能の改善に資することから潜在的な需要が大きい。

     国家資格を有するスタッフが施術するマッサージにおける業界では、首位もシェアは3.7%程度に過ぎないために、継続成長が期待できる。更に星野リゾート等の法人と直接契約する新規事業として、ラグジュアリー分野へのアプローチも強化し拠点網の拡大に入っている。

     6/1で株式会社レイスヘルスケアよりマッサージフランチャイズ事業を営む株式会社オルテンシアハーモニーの全株式を取得し子会社化した。これにより、直営店1拠点、フランチャイズ加盟店165拠点の合計166拠点が増加する。


    【決算】

     8月13日に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は1億7100万円の赤字(前年同期非連結は3700万円の黒字)に転落した。

     決算説明会の資料によると今期も引き続き、フランチャイズ事業を強化する。後期高齢者の増加に備え、事業展開のスピードを加速するため、M&Aなども活用し、フランチャイズを本格展開する予定。

     2021年3月期業績予想は新型コロナウィルス感染拡大を原因とする、介護施設の外部者立入制限が大きく影響するものの、介護施設の再開見込やフランチャイズの成長を見込み、売上高は前期比2.0%の減収、営業赤字を見込むものの、雇用調整助成金等により経常は黒字着地を見込む。


    【株価動向】

     株価は8/13以降悪材料出尽くしから戻り歩調を継続。コロナ禍での悲観論は後退し、今後も株価は上昇トレンドを継続すると思われる。


    (あすなろ産業調査部 藤井勝行)


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