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今週(12月14~18日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で110円87銭上昇し(率にして0.41%の上昇)、2万6652円52銭で取引を終えました。2週ぶりの上昇です。
国内での新型コロナの感染者急増が重荷になりましたが、欧米でのワクチン接種の開始、米連邦準備理事会(FRB)が金融緩和を長期間維持する方針を示したことなどが支援材料となり、小幅な動きに終始しましたが、週間では小幅高を確保しました。
年末も近づき、海外投資家がクリスマス休暇に入るなど、市場参加者が減少する時期になりますが、先高期待から、国内の個人投資家を中心に物色意欲は旺盛なようです。
「国産初の手術支援ロボットの量産を開始した」との報道から、川重(7012)が急騰するなど、材料のある銘柄には、すかさず買いが入ってきます。
先週も記述いたしましたが、短期的には上値の重い展開はやむなしと考えますが、中期的には強気を維持したいと思います。主要中央銀行の金融緩和が長期化するなか、新型コロナの感染拡大に伴う景気後退からの回復に加え、資本財を中心とする在庫循環の好転、通信関連や車載関連の技術革新などが加わります。
再来年にかけては日経平均株価で3万円到達も視野に入るのではないでしょうか。
(水島寒月)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)