円谷プロが放った名作「ウルトラマン」では我らがヒーロー、光の国の戦士ウルトラマンが地球上で暴れる怪獣に限られた時間の中で立ち向かうことになるのですが、今や株式市場にも光の戦士たちが市場にはびこる怪獣たちに立ち向かおうと頑張っている姿が見えてきます。
ただ、これが本当にヒーローとなるのかどうかは見えてきません。
とは言え、無力な一般市民にとって悪い怪獣と戦う光の国からやってきた戦士はまさにヒーローとして存在しています。
私はまさにウルトラマン世代と言って良いかと思いますが、ウルトラマンのことを知らない若い皆さんはネットで調べて頂くとすぐにおわかりになるかと思います。M78星雲光の国の宇宙警察隊員であるウルトラマンが大活躍した話に胸が躍った多くの同世代の皆さんが最近は株の世界にも光の国の戦士がやってきてあちこちで活躍をしている姿を目の当たりにしておられるのかも知れません。
先日、私の知り合いの投資家が関心を持っている基礎工事会社テノックス(1905)の5%以上を保有する大株主に光通信が登場し多くの株主に歓迎されたとのことです。この話はすぐに私の耳に入ってきました。
それまでも9月末で8番目2.6%の大株主として光が保有しているとの話で盛り上がったのですが、今回は5%以上の株主として5%ルールに従い届けられたとの話で早速に市場ではこの話が駆け抜けて株価を900円台まで押上げました。
これまで光の戦士はおよそ200もの上場企業の大株主に名前を連らねてきましたが、その多くはバリュー銘柄。テノックスもその類で時価総額が保有する現預金よりも小さいという不思議な現象を続けてきましたので、こうした状態が恒常的なのはおかしいと筆者はその原因について探って参りました。
それは明らかにIR不足に尽きるのではないか、過去から現在までの組織運営の問題でもあると考えてきた次第です。数年前から経営陣も多少でも対応してきたようではありますが、もう一つの背景は社内にはびこる怪獣のような存在が緊張感を希薄にしたとも言えなくはない。そこで今回の光の戦士の登場は株主にとっては待ちに待った出来事とも言えます。
【主な光銘柄】
東京エネシス(1945)
北陸電工(1930)
日本リーテック(1938)
四電工(1939)
世紀東急(1898)
徳倉建設(1882)
東亜道路(1882)
オーテック(1736)
日本電技(1723)
第一カッター(1716)
岐阜造園(1438)
神田通信機(1992)
ウエルネット(2428)
プラップJ(2449)
JBR(2453)
ファンコミ(2461)
翻訳センター(2483)
PWHD(2588)
(以下は改めて私の有料メルマガにて掲載予定)
さて、こうした光の戦士「ウルトラマン」が登場するシーンは今後も増えてきそうな予感がします。
億の近道で過去取り上げてきた銘柄も光が後から投資に至ったケースもあり今回もまたこれから投資する可能性を秘めた銘柄をピックアップしてみたいと思います。その中から更に厳選した3銘柄をチョイスしてみました。
実はまだたくさんあるのですが、今回は3銘柄とします。
中には協立エアテックのように既に11番目の株主となっているケースもありますのでその点はご了解願いたいと思います。時価総額が企業価値と比べて低い位置にあるバリュー銘柄として捉えて頂きたいと思います。
【光の戦士様歓迎!!炎が選んだバリュー銘柄ベスト3】
まだ光の戦士が大株主に名前を連ねてはいませんが、今後名前が出てきそうなバリュー銘柄ベスト3を以下に掲げておきました。
その選定の前提は、
1)キャッシュリッチなバリュー銘柄
2)時価総額100億円以下の業績安定企業
1.日創プロニティ(3440)時価855円 時価総額55億円
福岡に本社を置く金属加工会社でM&Aによる拡大を指向。
1Q末保有現預金64億円
有利子負債12.9億円 差し引き51億円
2.協立エアテック(5997)時価597円 時価総額28.6億円
前期末保有現預金35.6億円(有利子負債17億円)
前期末で11番目の株主
3.ヤシマキザイ(7677)時価1915円 時価総額54.4億円
3Q末保有現預金77.4億円
有価証券15億円 投資有価証券16億円
合計108億円 無借金
JR向けメインでコロナで設備投資削減の影響を受けやすい点がネック。
それにしてもキャッシュは潤沢
2019年6月IPO。
(炎)
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