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このところ筆者は日夜出遅れ銘柄を探し続けてきた。
この結果、浮上したのが業績こそ停滞気味ながら比較的キャッシュリッチな中堅優良株群です。
業績が停滞気味なので株価はまだ低位置にあり、過去の高値から半値の水準だったりします。余裕資金をお持ちの個人投資家ならきっとこうした銘柄に関心を持たれるだろうと思います。
例えばウッドショックに絡んで動いてきた住宅建材メーカーのノダ(7879・T2・時価878円)もそのうちの一つ。
本日は寄付き段階で908円の高値をつけていました。時価総額は143億円ですが、1Q末現在で保有現預金は186億円、投資有価証券は55億円です。これに対して有利子負債は91億円、実質的には95億円の現預金と55億円の投資有価証券を保有しています。
つまり150億円の金融資産を保有する企業の時価総額が143億円なのです。先日まで800円割れの水準でしたのでかなり見落とされてきたという印象です。
年商640億円で今期の経常利益30億円の企業の時価総額が143億円、2017年のピーク時経常利益は約48億円。その後3期ほどの業績停滞が見られますが、今期は1Q段階で経常利益9.7億円ですから40億円のペース。PER8.5倍、PBR0.51倍。2018年1月高値1566円に対してまだ56%の水準です。
このような中堅優良銘柄は市場内にまだまだ数多く見出せます。
皆さんも宝探しの感覚で見つけてみてはどうでしょうか。
(炎)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)